早稲田映画まつり

早稲田映画まつりの紹介

早稲田映画まつり（わせだえいがまつり）は、毎年12月に早稲田大学で開かれる学生による映画祭です。2022年に35回を迎えるこの映画祭は、主に早稲田大学の学生とその公認映画サークルに属するメンバーによって運営されています。特筆すべきは、映画祭の形式がコンペティションであることです。これは、参加者が自身の映像作品を募集し、選考を通過した作品が本選で上映されるという流れです。本選は例年、早稲田大学の大隈記念講堂で開催され、多くの観客が集まります。

様々な特徴

早稲田映画まつりは、「映像作家への登竜門」とも言われており、多くの受賞者がその後に他の映画祭でも成功を収めています。これは若手映画制作者にとって非常に重要なステップとなっており、過去には名の知れた作品や監督が、この映画祭を通じて評価されてきました。特に、受賞歴のある学生がその後のキャリアにおいて大きな影響を与えたケースが多く、業界における重要なイベントであることは疑いありません。

歴史と実行委員会

この映画祭の歴史は長く、2016年には第28回が開催され、その後も順調に続いています。2016年12月には第29回が行われ、その後も多くの学生が参加し続けています。実行委員会は、「八大映画サークル」として知られる、早稲田大学に存在する8つの公認映画サークルにより運営されており、これらのサークルはそれぞれ独自の歴史と文化を持っています。具体的には、「早稲田大学映画研究会」「シネマプロダクション」「映像製作集団浪人街」「稲門シナリオ研究会」「映像制作グループ☆ヒグラシ」「CINEMANIAX」「シネサイクル叛頭脳」「CINEMAX SIDEVARG」の8つの団体で構成されており、約200人のメンバーが在籍しています。

輩出された著名な受賞者

過去の受賞者には、映画監督の三木孝浩、耶雲哉治、草野翔吾、田崎恵美、宮岡太郎、今野恭成などの名前が挙げられます。これらの監督たちは、この映画祭を契機にして名声を得ていきました。さらに、過去には第27回で邦画「真夜中の五分前」の先行上映が行われ、監督の行定勲や俳優の三浦春馬が来場するなど、業界の注目を集めるイベントでもあります。

高校生とのコラボ企画

また、早稲田映画まつりは新たに高校生向けの企画も始めています。第29回では、NPO法人映画甲子園主催の「高校生のためのeiga worldcup2016」とのコラボが発表され、若い才能が発掘される機会も増えています。

早稲田映画まつりは、その独自のアプローチと学生たちの情熱により、優れた映像作品を生み出す場としていつも話題になっています。常に進化し続けるこの映画祭から、これからも目が離せません。

もう一度検索