旭川市立大学

旭川市立大学について

旭川市立大学（Asahikawa City University、略称：ACU）は、日本の北海道旭川市に位置する公立の大学です。1898年に創立され、1968年に大学として設置されたこの機関は、北海道の教育界で長い歴史を持ちます。旭川市立大学は、地域社会への貢献と国際的な視野を持った人材の育成を使命に掲げています。

大学の沿革

旭川市立大学の起源は、1898年に開校した旭川裁縫専門学校に遡ります。1949年には学校法人旭川共立学園を設立し、1952年には同校を旭川女子高等学校に改称しました。これを経て、1968年には北日本学院大学として大学設置が承認され、1970年に旭川大学と名を変えました。この間、大学は私立として運営されていましたが、2022年に公立大学法人としての設立が認可されたことで、2023年に名称を旭川市立大学に変更しました。この変更により、学長として三上隆が就任しています。

建学の理念

公立大学への移行に際し、従来の「地域に根ざし、地域を拓き、地域に開かれた大学」という理念を更新し、以下のような新たな理念を掲げています：

• - 「豊かな人間性と国際的な視野を有し自律した人材を育成する大学」
• - 「創造と実践で時代を切り拓く大学」
• - 「知の拠点として地域社会に貢献する大学」

この理念は、地域社会と連携しながら、時代の変化に対応した教育を行うことを目指しています。

学部および専攻

旭川市立大学は、以下の学部と学科に分かれています：
1. 経済学部
経営経済学科には、経済学コース、経営・法学コース、会計・商学コースが設置されています。
2. 保健福祉学部
コミュニティ福祉学科と保健看護学科があり、社会福祉士や看護師の養成を行っています。
3. 短期大学部
食物栄養学科と幼児教育学科が設けられています。

また、大学院として地域政策研究科もあり、地域政策専攻を提供しています。

新しい学部の開設

2026年には地域創造学部が新たに設置される予定です。この新学部は、地域のニーズに応じた人材育成を目指し、新校舎は旧講堂跡地に建設される計画です。

学生生活とイベント

旭川市立大学では、学内の活気に満ちた学生生活を支えています。大学祭である「旭辰祭」では様々なイベントが企画され、地域住民との交流の場ともなっています。第1回の旭辰祭は2023年に開催され、多様なパフォーマンスや交流が行われました。

対外関係

さまざまな国内外の大学との協定を結んでおり、学生に国際的な交流の機会を提供しています。たとえば、韓国の水原大学校や水原科学大学との交流協定、アメリカのウェブスター大学との姉妹校提携などがあります。

まとめ

旭川市立大学は、地域貢献に根ざし、国際的な視野のある人材を育てることを目指す教育機関です。その歴史的な経緯とともに、新たな挑戦を続け、未来に向けての発展が期待されています。

もう一度検索