旭川聖苑

旭川聖苑：北海道旭川市の公営火葬場

旭川聖苑は、北海道旭川市東旭川町に位置する旭川市が運営する火葬場です。市内台場地区にあった旧火葬場が老朽化のため、2000年2月1日に現在の場所に新築移転されました。

施設概要とサービス

旭川聖苑は、13基の火葬炉（胞衣炉1基を含む）を備え、遺族の控室として16室（洋室2室、和室14室）を用意しています。売店も併設されているため、必要なものを購入できます。その他、7室の告別室と4室の収骨室があります。広大な敷地面積（65,195㎡）と、77台の乗用車、15台のバス、2台の身障者用駐車スペースを備えた駐車場を完備しています。

ただし、旭川聖苑には斎場が併設されていないため、通夜や告別式を行う場合は、事前に別途斎場を予約する必要があります。火葬炉は宮本工業所製のものが採用されています。

アクセスと注意点

旭川駅から車で約25分、旭川北インターチェンジから車で約35分と、車でのアクセスが便利です。公共交通機関を利用する場合は、旭川駅から旭山動物園行きバスに乗車し、「旭山公園入口」バス停で下車後、徒歩で約15分です。

しかし、旭山動物園が近接しているため、特に観光シーズンは、動物園に向かう観光客の車両と霊柩車やバスなどが混在し、激しい交通渋滞が発生しやすいという点に注意が必要です。アクセス道路も限られているため、時間に余裕を持って計画を立てることをお勧めします。

利用状況と友引日の対応

利用者の増加に伴い、火葬炉のキャパシティを超える状況が頻発していました。そのため、2010年からは、前日までの予約があれば、友引日にも火葬を行うようになりました。ただし、第2友引日は施設点検のため、完全休業となります。予約は必須であり、余裕を持った対応が必要となるでしょう。

まとめ

旭川聖苑は、近代的な設備と広大な敷地を備えた火葬場ですが、アクセス面での注意点や、友引日の対応など、利用にあたっては事前に確認しておくべき事項があります。計画的な利用で、故人に送る最後の時間を円滑に送れるよう、十分な準備を心がけましょう。

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