旭橋 (広島市)

旭橋と新旭橋の概要

旭[橋]]（あさひばし）および新旭橋（しんあさひばし）は、広島県広島市の太田川放水路に架かる道路橋です。[†source これらの橋は、国道2号（新広島バイパス）の一部として重要な役割を担っており、地域の交通網の中心を成しています。

旭橋の特徴

旭橋は1930年に最初に架けられた橋で、当初は木製でしたが、1953年から1960年に掛けての太田川放水路の改修工事に伴い新しい鋼製の橋へと架け替えられました。この新しい橋は、287メートルの長さを持ち、中央に15メートルのアーチがあり、両側には13メートルの径間があります。また、アーチ橋形式を採用しており、上り線専用の作りになっています。

主なスペック:
- 橋長: 287 m
- 支間長: 90 m + 102 m + 90 m
- 幅員: 17.5 m
- 上部工: 下路式3連ローゼ橋

旭橋は地域の歴史においても特筆すべき存在です。1945年の原爆投下時、爆心地から2.47 kmの位置にあり、一時避難場所として多くの被爆者が橋を渡って避難する姿が見られました。しかし、同年の枕崎台風によって橋は落橋し、その結果、新たな橋が必要となったのです。

新旭橋の概要

新旭橋は1973年に完成し、下流側に位置しています。この橋は、上路と下路という2層式のトラス橋で、特に上路は西広島バイパスから続く高架道として整備されています。下路部分は下り線専用で、287メートルの長さを誇ります。

主なスペック:
- 橋長: 287 m
- 支間長: 91 m + 103 m + 91 m
- 幅員: 上路 - 2@8 m、下路 - 7.5 m + 3.5 m
- 上部工: 3径間連続2層式ワーレントラス橋

この新旭橋もまた、昭和の重要な交通インフラの一部として、広島市の発展に寄与しています。特に、市街地へのアクセスの面で非常に重要な位置を占めているため、多くの車両が日々利用しています。

まとめ

旭橋と新旭橋は、広島市内で重要な役割を果たす橋です。それぞれの橋には、歴史的背景や設計に基づく技術的な特性があり、地域の交通の円滑化に大きく寄与しています。また、これらの橋は地域住民の生活に欠かせない存在であり、広島の交通網の一環として、今後もその役割が期待されます。これらの橋の存在は、広島の歴史や文化を今に伝える重要なアイコンともいえるでしょう。

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