昆布駅

昆布駅（こんぶえき）

昆布駅は、北海道磯谷郡蘭越町昆布町にある北海道旅客鉄道（JR北海道）函館本線の駅です。駅番号はS26。ひっそりとした雰囲気が漂う無人駅で、周辺は山々に囲まれた自然豊かな場所です。

歴史

昆布駅は、明治時代に北海道鉄道によって開設されました。その後の国有化、国鉄を経て、現在はJR北海道の駅として функционирует。

1904年（明治37年）10月15日：北海道鉄道 歌棄駅（現在の熱郛駅） - 小沢駅間の延伸開業に伴い、同線の駅として開業。一般駅。
1907年（明治40年）7月1日：北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管。
1909年（明治42年）10月12日：国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
1949年（昭和24年）6月1日：日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道（国鉄）に継承。
1974年（昭和49年）9月5日：貨物取扱い廃止。
1982年（昭和57年）3月1日：荷物取扱い廃止。同時に旅客関係の駅員を配置しない無人駅扱いの簡易委託駅となる。
1986年（昭和61年）11月1日：交換設備撤去。運転要員引き上げ。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道（JR北海道）の駅となる。
1992年（平成4年）4月1日：簡易委託廃止、完全無人化。
2007年（平成19年）10月1日：駅ナンバリングを実施。

駅名の由来

駅名は所在地名に由来しますが、アイヌ語起源とされつつも正確な由来は不明です。

有力な説としては、「トコンポヌプリ」（小さなコブ山）から転じたというものや、太古の津波の際に山に昆布が打ち上げられ、「コンポヌプリ」（昆布の山）と呼ばれるようになったという伝承があります。

駅構造

単式1面1線のホームを持つ地上駅で、ホームは一つのみです。現在、倶知安駅が管理する無人駅となっています。

駅周辺

昆布駅は山間に位置しており、かつては近隣の温泉へ向かう湯治客のための待合所が駅前に設置されていました。

周辺には以下の施設があります。

国道5号
蘭越町役場昆布出張所
倶知安警察署昆布駐在所
昆布郵便局
ニセコ温泉郷
昆布川温泉
幽泉閣（日帰り湯）
湯の里温泉（車で5分）
昆布温泉（車で10分）
ニセコバス、蘭越町有バス「昆布駅前」停留所

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■函館本線

蘭越駅 (S27) - 昆布駅 (S26) - ニセコ駅 (S25)


昆布駅は、静かな環境の中で旅情を感じられる駅です。ニセコ方面へお出かけの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

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