明日はどこから

松たか子 22ndシングル「明日はどこから」：8年ぶりのシングルリリースと紅白歌合戦でのパフォーマンス

2017年11月15日、ソニー・ミュージックレーベルズより、松たか子の22枚目のシングル「明日はどこから」がリリースされました。前作「君となら」（2009年10月21日発売）から約8年ぶりとなる待望のシングルで、作詞・作曲は松たか子自身によるものです。

このシングルは、2017年10月1日に放送開始されたNHK連続テレビ小説『わろてんか』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、ドラマの世界観と見事にマッチした、力強くも繊細なメロディーが多くの視聴者の心を掴みました。

シングルリリースから間もなく、松たか子は2017年末の第68回NHK紅白歌合戦に18年ぶりとなる歌手として出場。「明日はどこから」を歌唱し、その透き通る歌声と、楽曲が持つドラマチックな雰囲気で、視聴者を魅了しました。

「明日はどこから」は、その美しいメロディーと心に響く歌詞から、多くのリスナーに愛され、シングルリリース後もロングヒットを記録しました。さらに、その楽曲の持つ魅力は音楽シーンにとどまらず、渡部哲哉氏や郷間幹男氏による編曲で制作された吹奏楽譜が広く普及し、学校やアマチュアオーケストラなど、様々な場所で演奏されています。聴く人の心を掴む普遍的な魅力を持った楽曲であると言えるでしょう。

カップリング曲には「笑顔をみせて」が収録されています。こちらは、2015年に放送されたセイコーの腕時計CMソングとして使用され、綾瀬はるかが出演したことで話題となった楽曲です。こちらも松たか子自身の作詞・作曲による作品で、明るく爽やかなメロディーが印象的です。「明日はどこから」とは異なる魅力を持つ楽曲であり、シングル全体のバラエティに富んだ内容を演出しています。

編曲は佐橋佳幸氏が担当し、松たか子の歌声を最大限に引き出す、繊細かつ力強いサウンドに仕上がっています。

シングルCDには、表題曲「明日はどこから」に加え、「笑顔をみせて」、そして「明日はどこから」のインストゥルメンタルバージョンが収録されており、それぞれの楽曲の魅力を存分に味わえる内容となっています。

「明日はどこから」は、単なるシングルリリースにとどまらず、紅白歌合戦でのパフォーマンスや吹奏楽譜の普及など、多方面で話題となり、松たか子のアーティストとしての幅広さと、楽曲そのものの普遍的な魅力を改めて示すものとなりました。アルバム『明日はどこから』への期待感も高まる、まさに記念すべきシングルと言えるでしょう。

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