明治学院大学硬式野球部

明治学院大学野球部の概要

明治学院大学野球部（Meiji Gakuin University Baseball Club）は、首都大学野球連盟に所属する大学野球チームで、明治学院大学の学生たちによって構成されています。1885年に創部され、日本で最も古い野球部の一つとして知られています。

創部の歴史

明治学院大学の野球部は、1885年に東京一致英和学校にて設立されました。設立当初は「野球」を「校戯」と呼び、米国から来たマックネイン教授がその技術を伝えました。創設前には、すでに横浜の外国人チームとの交流戦を行っており、名門校との歴史的な対戦も行われていました。

その後、1887年には学校が白金村に移転し、白金クラブとしての名称を持ち、黎明期の日本野球界で名を馳せました。当時の捕手であった白洲長平がその後同志社の野球部を結成し、さらには早稲田大学野球部の礎を築くなど、多くの著名な選手を輩出しました。

成績と転機

1951年には東都大学野球連盟に加盟し、3部リーグでは3回の優勝を果たしました。2部リーグでの最高成績は1956年の春季リーグであり、さらに1964年には首都大学野球連盟に参加しました。

1970年春季リーグでは、初のプロ野球選手となる森山正義が活躍し、部として初の優勝を果たしました。1974年春季リーグでも再び優勝を重ねます。しかし、90年代以降は成績が低迷し、1993年の入れ替え戦で敗北したことから2部リーグに転落します。

2007年には14年ぶりに1部リーグへ復帰するも、その後すぐに再降格しました。しかし、2013年には明治学院創立150周年を祝う試合が行なわれ、東京大学との対戦で勝利を収めました。この試合は、当時のユニフォームを着用して行われ、記念すべき瞬間となりました。

記録と本拠地

明治学院大学野球部の本拠地は、明治学院大学戸塚グラウンドであり、ここで継続的に競技が行われています。これまでの成績には、首都大学リーグ1部の優勝が2回、2部の優勝が4回、そして東都大学リーグ3部での優勝が3回含まれます。また、全日本大学野球選手権には2回出場しています。恒久欠番として、27番が森山正義の番号に指定されています。

主な出身選手と関係者

明治学院大学野球部からは、多くの有名選手が輩出されています。初代主将の白洲文平をはじめ、外野手として活躍した森山正義は、全大学リーグ通じて最多となる26本の本塁打を記録しています。また、加藤貴大や松本友、澤柳亮太郎など、プロの舞台でも活躍する選手が揃っています。

さらに、辻恭彦は2015年からヘッドコーチを務め、チームの育成に尽力してきました。これまでの歴史と成績を背景に、明治学院大学野球部は今後もさらなる飛躍を目指して活動を続けていくことでしょう。

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