明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト

明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト：29年ぶりのニッポン放送復帰と番組の魅力

明石家さんまがパーソナリティを務める『明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト』は、ニッポン放送で2017年4月から放送されているリクエスト番組です。さんまとニッポン放送の間には、29年間という空白期間がありました。その経緯と、番組の魅力について詳しく見ていきましょう。

29年の空白と和解：さんまとニッポン放送

さんまは1988年3月までニッポン放送でラジオ番組に出演していました。その後、ある番組出演依頼をスケジュールの都合で断ったことがきっかけで、長きに渡りニッポン放送からのオファーを断り続けていました。

断りの理由は、過去の生放送番組収録に関するトラブルでした。ニッポン放送の『ショウアップナイター』への出演依頼を受けたさんまは、スケジュールの都合で一度断りましたが、その後、毎日放送千里丘放送センターまでスタッフが訪れ、再度出演を依頼されました。その際、事前収録で1時間さんまが野球について語るという条件で承諾を得ましたが、実際は生放送番組に事前収録のコメントを差し込む形で放送されました。このことにさんまは不信感を抱き、長年ニッポン放送への出演を拒否していました。

しかし、担当スタッフの転籍などを経て、2017年4月、聴取率調査週間の特別番組として『明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト』が放送されることになります。ニッポン放送側もさんまの復帰を歓迎し、社屋に歓迎の垂れ幕を掲げたり、レッドカーペットを敷いたりするなど、誠意を見せました。

この番組の成功を受け、その後は隔月で定期的に放送されるようになりました。中には『明石家さんま・アカシヤ11（イレブン）』と題したスポーツトーク企画に変更された時期もありましたが、基本的には『明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト』として放送されています。ただし、2019年7月から2020年2月までは、聴取率調査週間の番組編成から外れていました。

リクエスト番組という名のさんまトークショー

番組は、リスナーからのメッセージテーマをもとに、さんまが自由にトークを展開するスタイルです。リスナーからのメールをもとに、エピソードの面白さからリクエスト曲を流すかどうかを決めるという要素もあります。しかし、さんまのトークが長くなることもあり、リクエスト曲が少なくなってしまうこともあるようです。

出演者とスタッフ

番組のパーソナリティは明石家さんま、アシスタントはニッポン放送アナウンサーの増山さやかです。構成作家は小西マサテルが務めています。

番組の類似点：明石家サンタ

『明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト』は、毎年12月24日にフジテレビで放送される『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』と、構成面で類似点が見られます。どちらも、さんまのトークとリスナー参加型の要素を組み合わせた番組と言えるでしょう。

まとめ

『明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト』は、さんまの飾らないトークと、リスナー参加型の要素が融合した、独特の雰囲気を持つ番組です。29年の空白期間を経て実現したこの番組は、さんまファンにとっても、ニッポン放送にとっても、特別な意味を持つと言えるでしょう。さんまの自由奔放なトークと、時折流れるリクエスト曲は、聴く者の心を掴んで離しません。番組の今後の展開にも期待が高まります。

もう一度検索