小西マサテル

小西マサテル（1965年8月19日生まれ）は、放送作家、ミステリー作家として知られ、日本推理作家協会にも所属しています。彼のキャリアは、香川県高松市での高校時代に始まりました。

初期の活動

高松第一高等学校在学中に落語研究会に入部し、「朝起亭めやに」という高座名で活動を始めました。落研の先輩には元参議院議員の喜岡淳、1学年上にはウッチャンナンチャンの南原清隆がいました。高校時代には、学校OBが作った想呂家落語会にも所属し、「想呂家ねっくと」を名乗り、ツービートやB&Bの影響を受けた漫才にも挑戦。「ファミリーレストラン2分の1」というコンビで地元のテレビやラジオに出演していました。

大学進学と漫才コンビ結成

明治大学文学部英米文学科に進学後、曽川修二と漫才コンビ「チャチャ」を結成し、マセキ芸能社に所属。『お笑いスター誕生!!』、『冗談画報』、『ザ・テレビ演芸』などの番組に出演しました。

放送作家としての転身

『ラ・ママ新人コント大会』を主催していた渡辺正行に師事し、放送作家へと転身しました。特にナインティナインとの関係は深く、『ナインティナインのオールナイトニッポン』の第1期から長く担当し、後継番組である『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』や『ナインティナインのオールナイトニッポン（第2期）』にも携わりました。また、番組本『ナインティナインのオールナイトニッ本』シリーズの構成主幹も務めました。放送中は笑い声以外の声をほとんど出さず、筆談で指示を送っていましたが、岡村隆史が1人で担当していた時期には声を出すこともありました。

ミステリー作家としての才能開花

2022年、小説『名探偵のままでいて』が「第21回『このミステリーがすごい!』大賞」を受賞し、ミステリー作家としての才能を開花させました。

主な担当番組

笑福亭鶴光のオールナイトニッポン.TV@J:COM（J:COMチャンネル）
ナインティナインのオールナイトニッポン（ニッポン放送）
徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー（ニッポン放送）
鶴光の噂のゴールデンリクエスト（ニッポン放送）
明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト（ニッポン放送）
続・麺通団のうどラヂ!（FM香川)

過去には、『ナベさんミッちゃんのまねまね天国!』や『リングの魂』などのテレビ番組、『鶴光の噂のゴールデンアワー』や『次長課長のオールナイトニッポンR』などのラジオ番組も担当していました。

作品

小説
キン肉マンII世 SP 伝説超人全滅！（2002年、集英社）
名探偵のままでいて（2023年、宝島社）
名探偵じゃなくても（2023年、宝島社）
アンソロジー
#殺人事件の起きないミステリー 自薦『このミステリーがすごい！』大賞シリーズ傑作選（2023年、宝島社文庫）「緋色の脳細胞」
『衝撃の1行で始まる3分間ミステリー』（2024年、宝島社文庫）
『驚愕の1行で終わる3分間ミステリー』（2024年、宝島社文庫）

舞台

ナンチャンお気楽ライブ
南原清隆のつれづれ発表会

小西マサテルは、放送作家として数々の人気番組を支える傍ら、ミステリー作家としても注目を集める、多才な人物です。

もう一度検索