明石家さんまのオールナイトニッポン

明石家さんまのオールナイトニッポン

『明石家さんまのオールナイトニッポン』は、ニッポン放送の深夜番組『オールナイトニッポン』で明石家さんまがパーソナリティを担当したラジオ番組です。

放送時間

木曜2部 1979年10月 - 1981年3月 27:00-29:00

概要

番組がスタートした1979年当時、明石家さんまは東京に進出し始めたばかりで、この番組が東京での初のレギュラー番組となりました。毎週大阪から東京へ番組出演のために上京し、生放送終了後には始発の新幹線で大阪へ帰るという生活を送っていました。

亀渕昭信は当時を振り返り、「今では想像できないかもしれないが、当時は真面目な青春路線の放送だった」と語っています。

番組を通じて、桑田佳祐との親交が深まりました。直前の1部が『桑田佳祐のオールナイトニッポン』であり、さんまも時々出演し共演。これが縁となり、アミダばばあ（『オレたちひょうきん族』のキャラクター）のテーマ曲『アミダばばあの唄』の作詞・作曲・プロデュースを桑田佳祐が手掛けることになりました。1980年6月27日の桑田佳祐のオールナイトニッポン最終回では、さんまがサザンオールスターズのスタジオライブ企画のセッションに参加し、『いとしのエリー』を一緒に歌いました。

1981年1月1日からは、直前の1部で『ビートたけしのオールナイトニッポン』がスタート。ビートたけしが本番組のオープニングに出演し、コント番組の展望などについてクロストークを行うこともありました。

番組は人気を博しましたが、1981年4月の改編で惜しまれつつ終了。さんま本人の証言によると、1部昇格に向けて調整が行われていたそうですが、実現には至りませんでした。その原因として、亀渕昭信は「（さんまが）担当ディレクターとケンカしちゃったみたい」と語っています。番組終了後、1981年4月からは同じニッポン放送で土曜日17時台に放送されていた『西武ミュージックシティ 明石家さんまの気分は最高!』がスタートしました。

2023年2月19日には、『オールナイトニッポン55周年記念 オールナイトニッポン55時間スペシャル』の一環として、一夜限りの復活を果たしました。この特別番組には、笑福亭鶴瓶がゲストとして出演し、往年のファンを沸かせました。

コーナー

サウンドインS: さんまがカラオケで歌い、その感想をリスナーから募集して紹介するコーナー。
真夜中のメッセージ: ミュージシャンの格言をリスナーから募集して紹介するコーナー。
後ろからバスン

エピソード

1980年12月26日の放送では、当時の大相撲力士であった荒勢に関する噂話を暴露したところ、エンディング間際に荒勢本人から電話がかかってきて、さんまが平謝りする事態となりました。

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