明石英一郎のアタックヤング

明石英一郎のアタックヤング：伝説の深夜ラジオ番組

『明石英一郎のアタックヤング』は、1988年10月15日から1999年3月29日まで、STVラジオ（札幌テレビ放送ラジオ局）で放送されていた深夜ラジオ番組です。パーソナリティは、STVアナウンサーの明石英一郎が務めました。

番組は、1997年4月のアタックヤングのリニューアルに伴い終了しましたが、その過激でユーモア溢れる内容は、当時の若者を中心に絶大な人気を博しました。

放送期間

• - 毎週土曜日放送：1988年10月15日 - 1997年3月（『STVラジオ・サタデーナイトスペシャル 明石英一郎のアタックヤング』）
• - 毎週月曜日放送：1997年4月 - 1999年3月29日

主要コーナー

わたしオナってます

初期の名物コーナー。「敏いとうとハッピー&ブルー」の「わたし祈ってます」をBGMに、オナニーに関するネタや方法などを紹介する過激な内容でした。後期はBGMが「スーダラ節」や「わたしの彼は左きき」に変更され、さらに過激さを増しました。

年上のお姉さん

番組で特に人気が高かったコーナー。サンタナの「哀愁のヨーロッパ」に乗せて、リスナーから寄せられた年上の女性との淡い体験談を読み上げ、クライマックスで明石が決め台詞「ポコチングイーン」を絶叫するというものでした。このコーナーは、性に悶々とする青少年から絶大な支持を集めました。女性リスナーからの投稿には、女性用の決め台詞が用意されていました。明石が投稿内容を脚色することも多く、抗議が来ることもありましたが、コーナーがないと苦情が来るという状況でした。

男の子女の子・素朴な疑問

リスナーから寄せられた異性への素朴な疑問に、明石が答えるコーナー。明石はコーナータイトルを「素朴な疑問、略して、そぼぎ!そぼぎ!そぼぎ!そぼぎ!そーぼーぎー!!!」と叫んでいました。コーナーテーマは「チンチンポンポン」の1フレーズ、「カバトットのサンバ」でした。

街角インディ・ジョーンズ

「ミッドナイトホールルームYear!」内のコーナー。リスナーのちょっとした冒険を紹介する内容で、コーナーテーマは「レイダース・マーチ」（インディ・ジョーンズのテーマ）でした。

クイズいやしんぼクラブ

サッポロビール提供の人気コーナー。明石が木の葉や鉛筆の芯など、普通は食べない物を食べて、何を食べているのかを当てるという内容でした。時には、吐いている様子まで放送されました。

史上最低のスレスレ大作戦

逆から読むと下ネタになる短文を投稿するコーナー。番組後期には「ルート0.6（レイコンマロク）」として復活しました。

そりゃないぜセニョール

リスナーが直面した理不尽かつ笑える状況を投稿するコーナー。後年、明石のいんでしょ大作戦!にて同名のコーナーが復活しました。

超人ゲロム・1

バロム・1のパロディーで、毎回替え歌のテーマを歌ってから始まるコーナーでした。

宇宙みつけた

物静かなBGMをバックに、日常の中で小さな宇宙を感じた瞬間を紹介するコーナー。明石の真面目な語り口が特徴でした。

通販のコーナー

成人雑誌のアダルト通販を購入し、中身を検証するコーナー。実際に購入したものかどうかは不明です。

私、血ィうすいんです

自分の体の弱い部分を自慢するコーナーでした。

エンディング曲

• - 黄色いさくらんぼ （唄・ゴールデンハーフ 88/10 - 90/3 ）
• - 紅洋高校応援歌〜若き獅子たち〜（劇場版アニメ『巨人の星』） （唄・おぼたけし 90/4 - 91/3）
• - 海を抱きしめて （唄・中村雅俊 91/4 - 99/4。『ゆうひが丘の総理大臣』エンディングテーマ。明石が2004年3月をもってラジオのレギュラーから一旦離れる際に使用）

『明石英一郎のアタックヤング』は、ラジオ史に残る伝説的な番組として、今もなお多くの人々に語り継がれています。

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