明色スターゲーム合戦

明色スターゲーム合戦の概要

『明色スターゲーム合戦』は、1973年12月4日から1974年8月27日までNET（現在のテレビ朝日）系列で放送されたバラエティ番組です。この番組は毎日放送（MBS）が制作し、桃谷順天館が一社提供していました。放送は毎週火曜日の19:00から30分間で行われました。

番組のスタートと背景

この番組は、1973年11月まで同じ時間帯に放送されていた『明色（新）お笑いゲーム合戦』のリニューアル版としてスタートしました。「明色」の名を冠するこのシリーズは、1964年に始まった『明色ものまね歌合戦』から10年間続いた番組群の最後の作品となりました。これにより、桃谷順天館による一社提供のバラエティ番組は事実上幕を閉じ、以降はテレビ朝日の火曜9時枠での連続ドラマに移行しました。

出演者

本番組の司会は大野しげひさが務め、前の番組から引き続き担当しました。アシスタントには純アリスが起用されました。競技は赤チームと青チームに分かれ、それぞれの代表として浅田美代子と萩原健一が参加しました。競い合う様子は、多くのファンに愛され、楽しいひとときを提供しました。

ネット局の展開

番組は、毎日放送をはじめ、NETテレビ（現・テレビ朝日）、仙台放送、福島中央テレビ、広島ホームテレビ、瀬戸内海放送などでも放送されました。仙台放送では、1974年1月から3月までの日曜放送を経て、4月から9月まで放送時間を変更しました。また、福島中央テレビでも火曜から金曜に放送を移すなど、地域によって様々な形式で視聴されました。

特別番組とゲスト

番組の魅力の一つは、特別番組の放送や豪華なゲストの出演でした。1974年1月1日には、お正月スペシャルとして1時間の拡大版が放送され、著名なアーティストたちが登場しました。野口五郎や郷ひろみ、西城秀樹、南沙織など、多彩なゲストが視聴者を楽しませました。また、1974年3月26日の放送では、人気特撮番組『仮面ライダーX』や『イナズマン』のキャストも出演し、番組はさらに賑わいを見せました。

終幕とその後

『明色スターゲーム合戦』は1974年8月27日に幕を閉じましたが、その後も「明色」の名を冠したバラエティ番組シリーズは暫しの間、視聴者に親しまれてきました。長きにわたる明色化粧品の提供による面白い番組は、多くの人々に愛され、テレビバラエティの歴史に名を刻む存在となっています。このように、番組の終焉は新たな番組への移行をもたらし、テレビ業界における新たな試みの一端を示しました。

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