瀬戸内海放送

株式会社瀬戸内海放送（KSB）

株式会社瀬戸内海放送（せとないかいほうそう、Setonaikai Broadcasting Corporation）は、香川県と岡山県を中心にテレビ放送を行う特定地上基幹放送事業者です。愛称はKSB（K.K Setonaikai Broadcastingの略）で、テレビ朝日系列のフルネット局でもあります。

概要

KSBは高松市と岡山市に2つの本社を持つ体制が特徴です。登記上の本店は高松市にあり、テレビ番組の制作や報道機能が集約されています。岡山本社は、かつて岡山支社として設立されましたが、後に岡山総局を経てKSB会館として本社格上げされました。両本社にはテレビスタジオや制作部門が備わり、地域に密着した放送を実施しています。

本社・支社所在地

• - 高松本社

香川県高松市上之町二丁目1番43号

• - 岡山本社（KSB会館）

岡山市北区大供三丁目1番18号

• - 東京支社

東京都千代田区内幸町一丁目1番1号 帝国ホテルタワー13階

• - 大阪支社

大阪市北区中之島二丁目3番33号 大阪三井物産ビル13階

• - 廃止された支社

広島支社は2021年に岡山本社に統合

2020年には開局50周年を迎えることを記念し、新社屋を高松市上之町に建設しました。この新社屋は、地域の人々が集まり、活発に交流できる場所として設計されており、緑豊かな中庭と開放的なエントランスホールを特徴としています。ここにはデジタルスタジオも設置し、様々なメディアを通じて地域に役立つ情報を発信しています。

沿革

瀬戸内海放送は1967年の設立以来、放送事業を展開してきました。1969年にアナログテレビ放送を開始し、徐々に視聴エリアを拡大しました。1979年には岡山県と香川県間のテレビ放送の相互乗り入れが開始され、地域生活に密着した放送体制が整いました。1990年代にはデジタル放送への移行も進められ、2011年にアナログ放送が終了しました。

特に、2019年から2020年にかけて新社屋の建設が行われ、最新の放送設備を導入しました。これにより、地域との関係を深めることを目指し、さまざまな番組制作が行われています。

主な番組とスタジオ

KSBでは、自社制作のニュースやバラエティ番組に加え、テレビ朝日や朝日放送制作の番組も多数放送しています。特に、夕方のニュース番組には地域の事件や情報が深く取り上げられています。また、スタジオは高松本社内に多様な用途に応じた設備が備えられており、バーチャルセットの使用なども行われています。

まとめ

株式会社瀬戸内海放送は長い歴史を持つ地域密着型の放送局として、香川県と岡山県の人々にとって欠かせない存在です。新社屋の開設により、さらなる情報発信や地域活性化への貢献が期待されています。これからのKSBの活躍にも注目が集まります。

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