昔々あるところに…ではなくて今、僕の目の前にオニっ娘がいる!

昔々あるところに…ではなくて今、僕の目の前にオニっ娘がいる!

『昔々あるところに…ではなくて今、僕の目の前にオニっ娘がいる!』は、葵蜜柑によって描かれた日本の漫画作品です。この作品は、『コミックヘヴン』（日本文芸社）の創刊号に読み切りとして掲載され、その後、3号から7号にかけて短期連載されました。後に単行本が発売され、再連載も行われました。単行本は全2巻で完結しています。

あらすじ

物語は、1000年以上生きる鬼、槐桔梗が約240年の眠りから目覚めるところから始まります。彼女は自身の好物である「初心の性欲」を求めていました。一方、高校生の東条圭太は、幼馴染の椿にこき使われ、新聞部の雑用をこなす日々を送っていました。そんなある日、圭太は別次元に転移し、桔梗の屋敷に迷い込んでしまいます。桔梗の小間使いである朱里に導かれ、桔梗と出会った圭太は、成り行きで屋敷に泊まることになります。入浴中や就寝時に桔梗から積極的に迫られ、圭太は自身の「初心の性欲」を桔梗に与えることになり、彼女はその味を絶賛します。後日、桔梗は朱里の手引きで圭太の高校に編入し、圭太の波乱万丈な日々が幕を開けます。

登場人物

東条圭太: 本作の主人公。高校2年生。小柄でひ弱な少年だが、桔梗との出会いによって生活が一変します。幼馴染の椿に昔からこき使われており、女性が苦手です。桔梗の屋敷に転移してからは、自身の性欲を桔梗に食べられる日々を送ります。幼少期のトラウマでカナヅチでしたが、桔梗の指導で克服しました。
槐桔梗: 本作のヒロイン。1000年以上生きる鬼。普段は前髪で角を隠しています。一人称は「妾」。約240年の眠りから覚め、圭太の持つ性欲に目をつけます。巨乳でナイスバディな体型をしており、普段は着物を着ていますが、高校に編入してからはセーラー服を着用します。性欲を食して生きていますが、性行為は未経験。圭太に射精を我慢させていますが、それは射精してしまうと味が落ちてしまうから。過去の経験から、初心な性欲を求めて眠りについていました。妖術を使うことができ、相手を意のままに操ることもできます。
椿: 圭太の幼馴染。新聞部部長。自己中心的で暴力的な性格で、圭太をこき使っています。実は圭太に好意を抱いていますが、素直になれません。桔梗からは「妖怪じみた能力を持っている」と揶揄されています。酒に弱く、酔うと乱れてしまいます。
朱里: 桔梗に600年仕える小間使い。その正体は金魚が妖怪化したもの。桔梗への恩義から仕えています。現代の知識に精通しており、桔梗の生活をサポートしています。圭太に一目惚れしており、桔梗とは違い性欲を食すことはありませんが、圭太に近づくだけで性的感情を抱きます。秋葉原のメイド喫茶で働いています。後に保健室の先生として圭太の高校に赴任します。
大沼: 圭太の親友。写真部部長。スケベな性格で、女子ばかりを撮影しています。桔梗に「臭い」と言われ、ショックを受けます。
檜扇菖蒲: 桔梗と同じく1000年以上生きる鬼。幼女のような姿をしています。桔梗に復讐するため、圭太の高校に転校してきます。圭太の性欲を貪ろうとします。

書籍情報

葵蜜柑『昔々あるところに…ではなくて今、僕の目の前にオニっ娘がいる!』日本文芸社〈CH コミックス〉、全2巻
2013年11月1日初版発行（2013年10月19日発売）、ISBN 978-4-537-13087-4
* 2014年12月20日初版発行（2014年12月8日発売）、ISBN 978-4-537-13238-0

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