星ヶ丘駅 (愛知県)

星ヶ丘駅について

星ヶ丘駅（ほしがおかえき）は愛知県名古屋市千種区井上町にある名古屋市営地下鉄東山線の駅です。駅番号はH18で、ホームの駅名標には「椙山女学園大学前」という副称が記されています。

歴史

星ヶ丘駅は1967年3月30日に東山公園駅からの延伸に伴い開業しました。その後、1969年には次の藤ヶ丘駅までの区間が開業し、途中駅としての役割を果たします。2011年には、ICカード「manaca」の運用が始まり、2016年には可動式ホーム柵が設置されました。2021年5月21日には、天井の仕上材が落下する事故がありましたが、幸いにも見える範囲での点検が行われていたため、けが人はありませんでした。

駅構造

当駅は地下に位置する島式ホームを持ち、1面2線の設計となっています。可動式ホーム柵が導入されており、安全面にも配慮されています。アクセスも良好で、地上と改札階との間にはエレベーターが2基、エスカレーターが1基設置されています。改札口は2ヶ所あり、出入口は6ヶ所あります。駅敷地内には「ファミリーマート東山線星ヶ丘駅店」が存在し、利便性を高めています。

利用状況

2019年度のデータによると、星ヶ丘駅の乗車人員は9,615,355人で、1日平均ではおよそ26,271人の利用がありました。この数字は東山線内では5番目、名古屋市全体でも7番目にあたります。特に他の路線との接続がない駅としては矢場町駅に次ぐ多くの利用者を誇ります。

駅周辺

駅周辺は商業施設が充実しており、古くからの商店街のほかに名古屋三越星ヶ丘店、ヤマダデンキが入居する商業ビル、2003年開業の「星が丘テラス」などがあります。周囲には愛知淑徳大学や名古屋市立菊里高等学校、椙山女学園大学があり、そのため大学生や高校生の利用も多いです。また、東山植物園も近くに位置しており、自然を楽しむこともできます。

バス路線

名古屋市営バスの「星ヶ丘」バス停が地下鉄開業と同時に作られ、駅上にはバスターミナルがあります。ターミナルには複数の路線が乗り入れており、定期バスの発着も行われています。

特徴的な施設

星ヶ丘駅には、駅の特性を活かしたアートギャラリーがあります。このギャラリーは市民に無料で開放され、2007年から展示と観覧が可能になりました。利用時間は9時から19時までの間に設定されています。また、駅からは名古屋三越星ヶ丘店への地下通路もあり、利便性を更に向上させる役割を果たしています。

周辺の交通

星ヶ丘駅からは、周辺地域へのアクセスも良好で、多方面へのバスが利用できるため、通勤・通学のハブ的存在といえます。特に、日進方面への交通の中継地でもあるため、地域住民にも頼りにされている駅です。駅は千種区と名東区の境界近くにありますので、名東区名東本町やにじが丘も徒歩圏内となります。

まとめ

星ヶ丘駅は名古屋市内の交通網の重要な一部であり、利便性の高い駅です。商業施設の豊富さや周辺の学術施設、交通の便の良さから、多くの人々に利用されています。今後もさらなる発展が期待されるエリアとなっているでしょう。

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