星埜李奈

星埜 李奈（ほしの りな）

星埜李奈は日本のバイリンガル女優、声優、歌手であり、横浜で生まれ、アメリカ合衆国のワシントン州マーサーアイランドで育ちました。現在はロサンゼルスを拠点に、多岐にわたるエンターテインメント活動を展開しています。彼女はDPNタレントエージェンシーに所属し、母親は佐々木るんです。

経歴

13歳の時に家族と共にアメリカへ渡った星埜は、高校生活をシアトルで過ごし、その後ハリウッドに移ります。名門リー・ストラスバーグ演技研究所で演技を学び、2020年からはロサンゼルスを拠点に様々なプロジェクトに参加しています。彼女は特にナレーションでの活躍が目立ち、学研の「ぴよちゃん」シリーズでは200万部以上の売り上げを記録。また、Apple iBooks Best of 2013においては、彼女がナレーションを担当した『ぴよちゃんのおはなしずかん おてがみきたよ』が、最も優れたインタラクティブブックに選ばれています。

2014年にコロラド観光局が主催した旅番組のバイリンガルレポーターとして、彼女は歴代のアメリカ大統領が宿泊したブロードムアーリゾート地を含む3200マイルの旅を取材しました。さらに、リラックマのスポークスパーソンとしてハリウッド・クリスマスパレードに参加し、著名なシンガーシンディ・ローパーとともに日本の文化を発信しました。

彼女のキャリアは声優業にも拡がり、2019年にはゲーム「ワールド・ウォーZ」の人気キャラクター・ブンコ役で出演し、マックス・ブルックス原作の作品で注目を受けました。また、短編ホラー作品『天狗』や『107号室』では数々の映画賞を受賞。

映画・プロジェクトへの参加

2020年には東京を舞台にしたロマンス短編作品「アンド・ゼン～それから～」の制作に国際チームで携わり、資金調達に成功。2021年にはアジア最大級の国際短編映画祭で優秀賞を受賞し、その後も多くの国際映画祭でアカデミー賞の正式短編候補作品として選出されました。2022年には、ゲーム「ギルド・ウォーズ2」のクーナヴァン役をつとめ、予告編は話題となり、発売と同時にSNSトレンド入りを果たしました。さらに、2024年には国際映像制作会社の東京支社を設立し、日英米合作映画「シナプス」の制作に参加。これにより、フィンランドのタンペレ国際映画祭に正式出品されました。

ローカリゼーション活動

日本のアニメーションの地位向上を目指し、彼女はビジネスパートナーのケネス・プルガーヴィダルとの協力のもと、Netflixの多くのプロジェクトでローカリゼーションを手掛けています。『斉木楠雄のΨ難』や『ルパン三世 PART5』など、多くの作品で英語吹き替えの脚本とナレーションを担当するなど、グローバルな視野をもった活動を展開しています。

受賞歴

星埜の多くの作品が国際的に評価されており、受賞歴も豊富です。2011年から2024年までの間に、アジアン・パシフィック映画祭、ロサンゼルス・スリラー映画祭、ショートショート映画祭など、数多くの映画祭で受賞またはノミネートされています。その中でも、2021年には「アンド・ゼン～それから～」が東京都知事賞を受賞し、多くの国際映画祭からも賞賛されています。

結論

星埜李奈は、キャリアを通じて様々なメディアで活躍し続けているバイリンガルのエンターテイナーです。彼女の多彩な才能と国際的な取り組みは、今後の活動にも大きな期待を寄せさせます。

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