星野おさむ
星野おさむ（本名：星野 修、1970年5月4日生まれ）は、埼玉県大宮市（現在のさいたま市西区）出身の元プロ野球選手であり、引退後は指導者、運営者として活動している。
生まれつき投打ともに右利きだったが、幼少期に父親の教えで左打ちに取り組むようになる。小学生時代は内野手として大宮リトルでプレー。埼玉県立福岡高等学校に進学後は1年生から中軸を担い、投手としても登板。甲子園出場経験はなかったものの、対外試合で打率.450、25本塁打という impressive な数字を残した。
1988年、ドラフト外で阪神タイガースに入団。翌年からドラフト指名選手のみの入団方針に切り替わったため、高校からドラフト外で阪神へ入団した最後の選手となった。担当スカウトは、同時期に引退した左打ちの内野手・掛布雅之になぞらえて期待を寄せた。
プロ入り後4年間は二軍での育成期間を過ごしたが、1991年にはウエスタン・リーグの規定打席に到達。二軍コーチからは技術のみならず、社会人としての基礎を厳しく指導された。1993年に一軍公式戦に初出場。当初は出場機会が限られたが、1995年には67試合に出場し打率.339の好成績を残し一軍に定着。1996年6月8日の横浜ベイスターズ戦では、代打で逆転満塁本塁打を放つ活躍を見せた。吉田義男監督が復帰した1997年には、内野全ポジションを守るユーティリティープレイヤーとして117試合に出場し、チーム2位の20二塁打を記録した。1998年からは背番号を12に変更。野村克也監督が就任した1999年には打率.276をマークするなど、その後の出場機会は減少したものの、野村監督からも大きな影響を受けた。しかし、2001年限りで戦力外通告を受け、大阪近鉄バファローズの入団テストに合格する。
近鉄移籍を機に、登録名を「星野 おさむ」に変更し、背番号も62に。移籍初年度の2002年は出場機会に恵まれなかったが、2003年には内野陣の不調もあり、内野全ポジションでスタメン出場を果たすなど111試合に出場。打撃でも12本塁打、打率.274とキャリア最高の成績を残した。2004年、近鉄球団がオリックスとの合併により消滅する運命にあったこの年、星野は球団の歴史に深く関わることになる。本拠地最終戦となった9月24日の西武ライオンズ戦では、延長11回裏にサヨナラタイムリー二塁打を放ち、近鉄最後のサヨナラ安打・勝利打点を記録。そして、球団最後の公式戦となった9月27日のオリックス・ブルーウェーブ戦では、9回2死から打席に立ち、ゴロに倒れた結果、大阪近鉄バファローズ公式戦における「最後の打者」として球史に名を刻んだ。シーズン終了後、選手分配ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍する。
新規参入球団である楽天の創設メンバーとして2005年シーズンを迎え、20試合に出場。このシーズン限りで戦力外通告を受け、現役を引退した。
現役引退後は楽天球団に残り、2006年から2010年までコーチを務めた。特に、野村克也が一軍監督を務めていた期間（2006-2009）は、選手時代に続き再び野村監督の指導を受けた。2011年からは日本の独立リーグへ活動の場を移し、四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツで監督を3年間務め、裏方業務も兼任しながらチームを率いた。2015年からは地元埼玉県の独立リーグ球団、武蔵ヒートベアーズの初代監督に就任したが、シーズン途中で退任。その後は球団スポンサー企業での勤務を経て、2018年にBCリーグの福島ホープス（現福島レッドホープス）に総合コーチとして復帰。シーズン終了後にはゼネラルマネージャーも兼任し、運営面にも深く関わった。2021年には監督代行も務めている。2021年12月からは女子硬式野球チーム「ZENKO BEAMS」のヘッドコーチを務めた。2025年からは、BCリーグ準加盟の千葉スカイセイラーズでゼネラルマネージャーを務める予定である。
背番号
登録名
プロ入り前
生まれつき投打ともに右利きだったが、幼少期に父親の教えで左打ちに取り組むようになる。小学生時代は内野手として大宮リトルでプレー。埼玉県立福岡高等学校に進学後は1年生から中軸を担い、投手としても登板。甲子園出場経験はなかったものの、対外試合で打率.450、25本塁打という impressive な数字を残した。
1988年、ドラフト外で阪神タイガースに入団。翌年からドラフト指名選手のみの入団方針に切り替わったため、高校からドラフト外で阪神へ入団した最後の選手となった。担当スカウトは、同時期に引退した左打ちの内野手・掛布雅之になぞらえて期待を寄せた。
阪神時代
プロ入り後4年間は二軍での育成期間を過ごしたが、1991年にはウエスタン・リーグの規定打席に到達。二軍コーチからは技術のみならず、社会人としての基礎を厳しく指導された。1993年に一軍公式戦に初出場。当初は出場機会が限られたが、1995年には67試合に出場し打率.339の好成績を残し一軍に定着。1996年6月8日の横浜ベイスターズ戦では、代打で逆転満塁本塁打を放つ活躍を見せた。吉田義男監督が復帰した1997年には、内野全ポジションを守るユーティリティープレイヤーとして117試合に出場し、チーム2位の20二塁打を記録した。1998年からは背番号を12に変更。野村克也監督が就任した1999年には打率.276をマークするなど、その後の出場機会は減少したものの、野村監督からも大きな影響を受けた。しかし、2001年限りで戦力外通告を受け、大阪近鉄バファローズの入団テストに合格する。
近鉄時代
近鉄移籍を機に、登録名を「星野 おさむ」に変更し、背番号も62に。移籍初年度の2002年は出場機会に恵まれなかったが、2003年には内野陣の不調もあり、内野全ポジションでスタメン出場を果たすなど111試合に出場。打撃でも12本塁打、打率.274とキャリア最高の成績を残した。2004年、近鉄球団がオリックスとの合併により消滅する運命にあったこの年、星野は球団の歴史に深く関わることになる。本拠地最終戦となった9月24日の西武ライオンズ戦では、延長11回裏にサヨナラタイムリー二塁打を放ち、近鉄最後のサヨナラ安打・勝利打点を記録。そして、球団最後の公式戦となった9月27日のオリックス・ブルーウェーブ戦では、9回2死から打席に立ち、ゴロに倒れた結果、大阪近鉄バファローズ公式戦における「最後の打者」として球史に名を刻んだ。シーズン終了後、選手分配ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍する。
楽天時代と現役引退
新規参入球団である楽天の創設メンバーとして2005年シーズンを迎え、20試合に出場。このシーズン限りで戦力外通告を受け、現役を引退した。
指導者・運営者としてのキャリア
現役引退後は楽天球団に残り、2006年から2010年までコーチを務めた。特に、野村克也が一軍監督を務めていた期間（2006-2009）は、選手時代に続き再び野村監督の指導を受けた。2011年からは日本の独立リーグへ活動の場を移し、四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツで監督を3年間務め、裏方業務も兼任しながらチームを率いた。2015年からは地元埼玉県の独立リーグ球団、武蔵ヒートベアーズの初代監督に就任したが、シーズン途中で退任。その後は球団スポンサー企業での勤務を経て、2018年にBCリーグの福島ホープス（現福島レッドホープス）に総合コーチとして復帰。シーズン終了後にはゼネラルマネージャーも兼任し、運営面にも深く関わった。2021年には監督代行も務めている。2021年12月からは女子硬式野球チーム「ZENKO BEAMS」のヘッドコーチを務めた。2025年からは、BCリーグ準加盟の千葉スカイセイラーズでゼネラルマネージャーを務める予定である。
主な記録と背番号
- - 初出場：1993年4月20日 対ヤクルトスワローズ戦（神宮）
- - 初安打：1993年4月30日 対広島東洋カープ戦（広島市民）
- - 初先発出場：1993年6月13日 対広島東洋カープ戦（甲子園） 7番・遊撃手
- - 初本塁打・初打点：1995年4月8日 対中日ドラゴンズ戦（ナゴヤ）
- - 初盗塁：1995年4月20日 対横浜ベイスターズ戦（横浜）
背番号
- - 68 （1989年 - 1997年）
- - 12 （1998年 - 2001年、2018年 - ）
- - 62 （2002年 - 2004年）
- - 41 （2005年）
- - 86 （2006年 - 2013年、2015年）
登録名
- - 星野 修 （1989年 - 2001年）
- - 星野 おさむ （2002年 - 2013年、2015年、2018年 - ）
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