星野リゾート・リート投資法人

星野リゾート・リート投資法人：上質な宿泊施設への投資戦略

星野リゾート・リート投資法人は、東京都中央区に拠点を置く投資法人です。2013年7月12日に東京証券取引所へ上場し、ホテルや旅館、関連施設への投資を専門とするホテル特化型のREITとして事業を展開しています。

投資対象とポートフォリオ

同法人の投資対象は、主に星野リゾートグループが運営する高級ホテルや旅館です。「星のや」「界」「リゾナーレ」といった星野リゾートを代表するブランドの施設を中心に、多様な宿泊施設への投資を行っています。さらに、ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社が運営するチサンホテルズなどもポートフォリオに含んでいます。

2021年6月15日時点でのポートフォリオは、取得価格1,656億円、63物件、客室数7,661室と、規模の大きな資産を保有しています。これらには、長野県の「星のや軽井沢」、京都府の「星のや京都」、山梨県の「リゾナーレ八ヶ岳」といった人気施設が含まれます。星野リゾートグループ以外の物件としては、全国各地に展開するチサンホテルズチェーンなどが含まれています。

設立と沿革

星野リゾート・リート投資法人は、株式会社星野リゾート・アセットマネジメントの設立企画により、2013年3月6日に設立されました。同年4月10日には、関東財務局長より登録を受け、7月12日に東京証券取引所へ上場を果たしました。

資産運用会社

同法人の資産運用会社は、株式会社星野リゾート・アセットマネジメントです。彼らは、専門的な知識と経験に基づき、投資対象の選定、ポートフォリオの構築、資産価値の最大化に取り組んでいます。

株主優待制度の廃止

以前は、株主優待制度を実施していました。投資口1口につき1枚の優待券を配布し、星野リゾートグループの施設で割引が受けられるというものでした。しかし、「株主への公平な利益還元」という理由から、2016年に廃止が発表され、2017年2月1日に廃止されました。

まとめ

星野リゾート・リート投資法人は、質の高い宿泊施設への投資を通じて安定した収益を追求する投資法人です。星野リゾートグループのブランド力と、多様なポートフォリオにより、投資家の信頼を獲得しています。ただし、株主優待制度は廃止されているため、投資判断の際には、その点も考慮する必要があります。今後の成長戦略にも注目が集まります。

詳細情報

所在地: 東京都中央区
上場日: 2013年7月12日
銘柄コード: 3287
主な投資対象: 星野リゾートグループ運営ホテル・旅館（「星のや」「界」「リゾナーレ」など）、チサンホテルズ等
資産運用会社: 株式会社星野リゾート・アセットマネジメント

代表的な投資物件（一部）

星のや軽井沢（長野県）
星のや京都（京都府）
星のや富士（山梨県）
リゾナーレ八ヶ岳（山梨県）
界 松本（長野県）
チサンイン各ホテル（全国各地）

その他: 過去の株主優待制度は廃止済。

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