春が来てぼくら

UNISON SQUARE GARDENの14thシングルとしてリリースされた「春が来てぼくら」は、彼らの音楽性の新たな一面を提示した作品です。2018年3月7日にトイズファクトリーから発売され、前作「fake town baby」から約4ヶ月ぶりのシングルとなりました。アルバム『MODE MOOD MODE』リリース後、初のシングルとしても位置づけられます。

表題曲「春が来てぼくら」は、テレビアニメ『3月のライオン』第2シリーズ第2クールのオープニングテーマとして書き下ろされました。楽曲提供の依頼はアルバム制作以前にありましたが、アルバムの方向性が既に定まっていたため、収録は見送られました。バンドのベーシストであり、ソングライターの田淵智也は、シングルとしてのリリースを条件に依頼を引き受けたと語っています。その後、シングルリリースから約2年半後、8thアルバム『Patrick Vegee』に初めて収録されました。

初回盤と通常盤のジャケット写真には、黒板アーティストであるれなれなが描き下ろした黒板アートが使用されています。また、この楽曲はバンドの楽曲としては初めて生のストリングスが使用されており、より豊かなサウンドスケープを創り出しています。

カップリング曲の「ラディアルナイトチェイサー」は、元々7thアルバム『MODE MOOD MODE』に収録される予定でしたが、最終的にシングルのカップリングとして収録されることになりました。当初は8thアルバムへの収録も検討されましたが、シングルに収録される運びとなりました。

「春が来てぼくら」は、UNISON SQUARE GARDENの新たな挑戦と、アニメ作品との融合が結実した楽曲と言えるでしょう。ストリングスの導入や、アルバム収録に至るまでの経緯など、様々な要素が重なり合い、彼らの音楽の幅広さを示す作品となっています。

外部リンク
トイズファクトリーによる紹介ページ(通常盤)
トイズファクトリーによる紹介ページ(初回限定盤)

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