春日居温泉

春日居温泉（かすがいおんせん）は、山梨県笛吹市の旧東山梨郡春日居町地域に位置する温泉地です。石和温泉、日の出温泉と共に石和温泉郷を形成しています。

泉質

泉質はアルカリ性単純泉で、pH9.33を示します。毎分湧出量は1000L、泉温は56.6℃と豊富で、湯量も豊かです。アルカリ性単純泉は、肌に優しく、湯上りの肌がつるつるになるのが特徴です。

概要

春日居温泉は、1961年（昭和36年）に石和町地域で温泉が湧出したのをきっかけに、春日居町地域でも温泉掘削が始まりました。1964年（昭和39年）に湧出し、開湯されました。現在、3箇所の泉脈から温泉が湧き出ており、春日居町内の各温泉宿に供給されています。

石和温泉と同じアルカリ性単純泉ですが、石和温泉が無臭であるのに対し、春日居温泉は弱い硫化水素臭を発するという違いがあります。この硫化水素臭は、温泉の成分によるもので、温泉効果を高める要素の一つとされています。

温泉街

春日居温泉は石和温泉と繋がっていますが、温泉街の形態には違いがあります。石和温泉が近津用水路沿いに温泉宿が立ち並ぶのに対し、春日居温泉は石和温泉を北から東に囲むように位置しています。笛吹川の支流である平等川より北西には、日の出温泉のみが存在します。

春日居地域には、2件の共同浴場が存在し、地元の人々や観光客に利用されています。また、春日居町駅には足湯が設置されており、気軽に温泉を楽しむことができます。

アクセス

春日居温泉へのアクセスは、石和温泉駅または春日居町駅を利用します。ただし、春日居町駅には普通列車のみが停車します。石和温泉駅から春日居温泉へは、バスやタクシーでアクセスできます。

その他の情報

春日居温泉は、周辺に桃やぶどうの果樹園が広がっており、四季折々の景色を楽しむことができます。特に、春には桃の花が咲き乱れ、美しい景色が広がります。また、秋にはぶどう狩りを楽しむことができます。

春日居温泉は、温泉だけでなく、周辺の観光スポットも楽しめる魅力的な温泉地です。

外部リンク

* 春日居温泉旅館組合｜ふえふき観光ナビ

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