時任三郎

時任三郎（ときとう さぶろう）は、日本の俳優、歌手として知られ、1958年に東京都世田谷区で生まれました。彼の身長は188cm、体重は84kgで、その大柄な姿は印象的です。時任は、株式会社SUBTIMEに所属しており、以前はスカイコーポレーションやレプロエンタテインメントで活動していました。彼は、青森県弘前市から大阪府松原市へと移り住み、大阪で育ちました。

1973年、大阪市立工芸高等学校の木材工芸科に入学後、1976年には大阪芸術大学デザイン学科に進学しましたが、2年半で中退し、上京することになります。1980年、俳優養成所に通っていた彼は舞台『ヘアー』で俳優としてのキャリアをスタートしました。この頃、彼はバンド活動にも従事しており、1981年にはシングル「川の流れを抱いて眠りたい」で音楽デビューを果たしました。

1983年にはテレビドラマ『ふぞろいの林檎たち』に出演し、彼の名前は広まりました。以降、数多くの映画やテレビドラマで活躍し、特に中井貴一とは「戦友」と認め合う親しい関係を築いています。1985年と1988年には、日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞しました。

1988年には三共がリリースした栄養ドリンク「リゲイン」のCMで「24時間タタカエマスカ」というキャッチフレーズで初代CMキャラクターとして起用されました。最初は注目されなかったものの、1989年には「牛若丸三郎太」というキャラクターに扮し、さらに大きな人気を博しました。この頃、彼が歌ったシングル『勇気のしるし』も大ヒットし、彼の名声は不動のものとなりました。

時任は、非常に家族を大事にする父親としても知られています。1999年には、子供たちを育てるために家族でニュージーランドに移住し、役者の仕事はあまり行わず、家族との時間を優先しました。子育てが一段落した2003年に帰国し、浜田省吾やaikoのミュージックビデオでも父親役を演じています。特に大阪に長く住んでいたことから、関西出身のタレントや芸人と共演する際には関西弁を使用することもあります。

俳優活動に加えて、エッセイを執筆することや朗読活動にも力を入れ、2012年には絵本の朗読も行いました。時任は、医者やパイロット、大学教授といった憧れられる役どころが多く、若い女性ファンからも支持を受けています。2016年には、彼の実娘が歌手のCanaとしてデビューしたことも明らかになりました。彼は、多才な才能を持ち、さまざまなメディアで活躍する俳優として、多くの人々に愛され続けています。

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