晋城市

晋城市（しんじょう-し）

晋城市は、中華人民共和国山西省の南東部に位置する地級市です。

地理

山西省の南東部に位置し、長治市、臨汾市、運城市と隣接し、河南省とも境界を接しています。

歴史

晋城は古くは沢州と呼ばれ、華夏文化の発祥地の一つとされています。伝説によれば、女媧、神農、堯、舜、禹といった古代の帝王がこの地で活躍したと伝えられています。

秦漢時代には高都県の管轄下にあり、北魏時代には建州高都郡が設置されました。583年（隋の開皇3年）に沢州が設置されましたが、598年（開皇18年）に県制が施行され丹川県が設置されました。唐代に入ると627年（貞観元年）に初めて晋城県という名称が用いられ、沢州の州府が置かれました。明代には晋城県、清代には鳳台県と改称され、中華民国成立後の1912年に晋城県に戻されました。

中華人民共和国成立後、当初は長治専署の管轄下に置かれました。1958年に晋東南地区に移管され、高平県、陵川県と一時的に統合されましたが、1961年に再分割されました。1983年7月には、晋城県が県級市の晋城市に昇格しました。

1985年5月、晋東南地区が廃止され、晋城市と長治市が新設されました。旧晋城市（城区と郊区に分割、郊区は現在の沢州県）と高平、陽城、沁水、陵川の4県を管轄する地級市へと改編されました。

行政区画

現在、晋城市は1つの市轄区、1つの県級市、4つの県を管轄しています。

市轄区:
城区
県級市:
高平市
県:
沢州県
陵川県
陽城県
沁水県

年表

1985年4月30日：晋東南地区晋城市が地級市の晋城市に昇格。城区・郊区を設置。(2区4県)
晋東南地区沁水県・陽城県・高平県・陵川県を編入。
1993年5月12日：高平県が市制施行し、高平市となる。(2区1市3県)
1996年8月8日：郊区が県制施行し、沢州県となる。(1区1市4県)

経済

晋城市は豊富な鉱物資源に恵まれており、石炭、天然ガス、鉄、銅、亜鉛、金、銀などを産出します。特に石炭は山西省の埋蔵量の1/2、中国全体の埋蔵量の1/4を占めており、寺河炭鉱などからは高品質の無煙炭が中国国内だけでなく世界各国へ輸出されています。

交通

鉄道
晋城駅（太焦線、侯月線）
高速道路
晋焦高速道路
長晋高速道路
晋陽高速道路

人物

陳廷敬
* 趙樹理

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