晴れたらいいね

「晴れたらいいね」



「晴れたらいいね」は、DREAMS COME TRUEの12枚目のシングルで、1992年10月21日にリリースされました。この曲は、NHK連続テレビ小説『ひらり』の主題歌として知られており、歌詞やメロディの魅力で多くのファンに親しまれています。リリースからおよそ26年後の2018年には、連続小説ドラマ『まんぷく』の主題歌として再びDREAMS COME TRUEが楽曲を担当し、当時の楽曲を歌い直したリメイクバージョン(「〜VERSION '18〜」)も同シングルに収録されました。

このシングルは、DREAMS COME TRUEアルバムThe Swinging Star』の先行シングルとしても重要な位置づけを持ち、高い売上を記録したことでも知られています。特に、このシングルは、DREAMS COME TRUEの楽曲の中で唯一、カセットテープとしてもリリースされました。楽曲の魅力に加え、懐かしさを感じさせるフォーマットとして、多くのファンに支持されています。

曲の詳細



晴れたらいいね



「晴れたらいいね」は、NHKの連続テレビ小説『ひらり』の主題歌として制作され、曲は多くの転調を用いた独特な構成となっています。具体的には、ワンコーラスの中でハ長調、ハ短調、変ホ長調、ヘ長調といった調性の転調が多用されており、音楽に詳しい人々の中には、その手法を批判する声もあります。特に黛敏郎氏は、楽曲の結末が主調に戻らない点や、日本語が本来流れるように続く部分における休止の入れ方について懸念を示し、テレビ番組『題名のない音楽会』で批判を述べたことがあります。

この楽曲は、2008年に公開された続編の『ALMOST HOME』に繋がっており、主人公の成長した姿を描いています。また、1995年には高校生向けの音楽教科書にも掲載され、広く知られる曲となりました。

曲の歌詞は、吉田美和の故郷である北海道の池田町の風景をイメージして書かれたと言われており、その美しい自然や印象を楽曲に込められています。また、リズム株式会社のからくり時計スモールワールドウェザーDXの正時メロディにも採用されています。

SAYONARA



このシングルには加えて、「SAYONARA」という楽曲も収録されており、1994年にはこの曲の英語バージョン「SAYONARA 〜WORLDWIDE VERSION〜」がシングルWHEREVER YOU ARE」に収められました。

収録アルバム



カバー


「晴れたらいいね」は多くのアーティストによってカバーされており、2007年にはSomaが、2015年にはLiSAが、自身のアルバムに収録しています。さらには、2018年コレナンデ商会がカバーを行っています。

この曲は、リリースから数十年が経過した今でも多くのリスナーに愛され続けています。音楽の時代を超えて感動を与える名曲の一つとして、その存在感が際立っています。

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