晴海通常郵便集中局
晴海通常郵便集中局について
晴海通常郵便集中局は、東京都中央区晴海に存在していた郵便局で、主に大型普通通常郵便物の効率的な処理を目的に設立されました。1960年代以降、東京地区では郵便物の量が急増し、既存の郵便局では処理能力が追いつかなくなっていました。このような状況に対応するために、郵便物の集約と集中処理を行う施設が必要とされていました。
概要
晴海通常郵便集中局は、東京中央郵便局から一部業務を移管される形で開設されました。この局では、大型の普通通常郵便物の分配や差立といった特定の作業に特化していました。設立当初は、東京の郵便需要の高まりに応じた効率化を図る役割を担っていました。
沿革
1967年10月、晴海通常郵便集中局は、東京中央郵便局が抱えていた郵便物の処理の負担を軽減するために設置されました。特に大型の郵便物の取り扱いに注力し、国内各地から送付される郵便物のスムーズな流通を支える重要なハブとして機能しました。しかし、1990年には江東区新砂に新東京郵便局が設置され、晴海通常郵便集中局の業務は全て移管されました。その結果、局名が「新東京郵便局晴海分室」に変更されました。
その後、2010年に郵便事業京橋支店がこの元集中局の施設を利用して移転し、「郵便事業晴海支店」として新たに業務を開始しました。この転換により、地域住民向けの一般的な集配業務が再び提供されることとなりました。
取扱内容
晴海通常郵便集中局では、以下のような業務を行っていました:
- - 神田・京橋・渋谷局から引き受けた全国の郵便物の中で、神奈川県、千葉県、埼玉県、及び自配、自行政区あてを除いた大型普通通常郵便物の集中差立事務。
- - 東京都内の各郵便局から引き受けた大型普通通常郵便物の差立事務（自配、自行政区あてを除く）。
- - 全国から東京都に宛てた大型普通通常郵便物の分配業務。
晴海通常郵便集中局は、特に東京地区における郵便物の効率的な取り扱いを支える重要な役割を果たしました。この局の設置により、東京の郵便インフラが強化され、地域の郵便網の流通が一層改善されました。現在では、晴海通常郵便集中局はその役割を終えていますが、地域住民にとっては重要な郵便サービスを提供していた歴史的な施設として記憶されています。
関連項目
晴海通常郵便集中局の設立と運営は、東京の郵便システムの発展に寄与したとともに、多くの人々の生活を支える役割を果たしてきました。
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