智頭町立山形小学校

智頭町立山形小学校の概要

智頭町立山形小学校（ちづちょうりつ やまがたしょうがっこう）は、鳥取県八頭郡智頭町の郷原に位置していた公立の小学校でした。この校舎は、日本の文化を物語る存在として、国の有形文化財に登録されています。小学校は2012年4月、町内の6校が統合されたことに伴い、同年3月25日をもって閉校しました。

沿革の歴史

小学校の歴史は1875年（明治8年）まで遡ります。同年の6月7日に、郷原村に郷原小学校が開校されました。その後、1876年には芦津村に分校が設けられ、さらに1877年には八河谷に第二分教場が設立されました。1879年にはそれぞれの分校が独立し、芦津小学校および八河谷小学校となりました。

1918年には芦津尋常小学校が山形第二尋常小学校にと改名され、翌1919年には郷原尋常高等小学校が第一尋常高等小学校に改名されました。1941年には国民学校令の施行に伴い、山形第一国民学校と山形第二国民学校へと改称されることとなります。

1942年には校舎が現在の位置に新築移転され、その後、1947年の学制改革により、山形第一小学校および山形第二小学校に改称され、高等科は新制中学校に統合されていきました。1972年には山形第一小学校と山形第二小学校が統合され閉校しましたが、その後、同年の4月1日には智頭町立山形小学校として新たに開校されました。

開校後、1975年には創立百周年記念式典が行われ、地域の教育史に名を刻む年となりました。また、2005年には校舎が国の有形文化財に登録され、当校の歴史的価値が認められました。

通学区域とアクセス

智頭町立山形小学校の通学区域には、智頭町立智頭中学校が進学先として設定されていました。アクセスについては、智頭駅前から智頭町民すぎっ子バスの芦津線で「学校前」に下車することができ、また智頭急行恋山形駅からは約1kmの距離に位置していました。

閉校とその後

2012年3月25日、智頭町立山形小学校は閉校式典を迎え、107年間の歴史に幕を下ろしました。小学校の閉校により、地域の教育環境にも変化が生じましたが、それでもなお、この学校にかかわった多くの人々の記憶に長く残り続けています。

まとめ

智頭町立山形小学校は、その歴史において地域の教育を支えてきた存在であり、文化的な価値も併せ持っていました。閉校後も、歴史的な意義を持つ校舎はそのままとなり、地域のシンボルとしての役割を果たしています。

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