「暁のパラダイス・ロード」について
「暁のパラダイス・ロード」(あかつきのパラダイス・ロード RIDIN' DOWN THE PARADISE ROAD)は、
1983年3月21日にリリースされたALFEEの15枚目の
シングルです。この楽曲は、前作「
SUNSET SUMMER」から数えて2作目にあたる
桜井賢がメイン・ヴォーカルを担当した作品です。また、オリジナル・アルバムに収録されておらず、
シングルとして独立した存在感を持っています。
この
シングルが発表された時期は、ALFEEにとって特別なものでした。なぜなら、初の武道館公演の発表が直後に行われ、その際にはチケット申込用紙も封入されていたからです。このことは、ファンにとって大きな話題となり、期待感を高めました。
発売当初、この
シングルは
オリコンチャートで50位からのスタートを切りましたが、その後徐々に順位を上げ、最終的には17位という結果を残しています。メンバーの
高見沢俊彦は自身の著書の中で、「これはヒットすると思っていたが、結局17位になった後は売上は少なくなった」と振り返っています。この言葉は、彼の中にあった期待と現実のギャップを如実に示しています。
カップリング曲である「祈り」は、本作では
アコースティック・ギターと三声コーラスによるシンプルな構成が特徴です。この曲はその後、いくつかの新録やライヴで異なるアレンジが施されることになりました。特に、『
ALFEE GET REQUESTS』では、ライヴ・ヴァージョンを基にしたスタジオ録音盤が収録されており、ファンにとって貴重な聴きどころとなっています。なお、「祈り2009」というバージョンは、映像作品でのみ視聴可能です。
ジャケットのデザインも注目に値します。この
シングルのジャケットは、東京湾13号埋立地(現在のお台場地区)で撮影されました。ここは、本作が発売された3年後の1986年8月3日にALFEEが開催した10万人コンサートの舞台でもあり、彼らの歴史の中で重要な地点の1つとなっています。
収録内容
「暁のパラダイス・ロード」は、以下の2曲が収められています。すべての曲の作詞および作曲は
高見沢俊彦が手掛けています。
編曲:ALFEE with
井上鑑
編曲:ALFEE
収録作品
この
シングルは複数のアルバムやコレクションにも収録されており、いくつかの記録媒体でファンに親しまれています。以下に代表的な収録作品を挙げます。
参加ミュージシャン
この作品には、以下のミュージシャンが参加しています。
- - YOSHIHIRO “GRICO” TOMIOKA(ドラム)
- - TAKAYUKI “E.T.” YAMAISHI(キーボード)
カタログ情報
- - EP: 7A 0259
- - CD: S10A 0123(1988年6月21日発売)
「暁のパラダイス・ロード」は、ALFEEの音楽の一端を担う重要な作品として、今でも多くのファンに愛されています。