最上峡芭蕉ライン観光

最上峡芭蕉ライン観光株式会社：最上峡の舟下り観光を満喫

最上峡芭蕉ライン観光株式会社は、山形県最上郡戸沢村に本社を置く、最上峡を舞台にした舟下り観光を専門とする企業です。雄大な自然と歴史が織りなす、魅力的な舟下り体験を提供しています。

約1時間の舟下り、四季折々の景色を楽しむ

同社の主力事業である舟下りは、最上峡（最上川）の古口港を起点に、草薙港まで続く約12kmの航路を約1時間かけて下るコースです。出発地点である古口港は、かつて戸沢藩の船番所があった歴史的な場所で、現在もその面影を残しています。舟は1名から乗車でき、気軽に利用できる点が魅力です。

航路のほぼ中間地点には「ふるさと村」という休憩場所があり、トイレや売店、バーベキューハウスなどを備えています。夏には、ふるさと村内のひょうたん池でイワナやヤマメのつかみ取り体験も実施され、家族連れにも人気のスポットとなっています。

多彩なアクティビティと充実の設備

古口港では、舟下り以外にもそば打ち体験やいかだ下りなどのイベントが開催されるなど、多様なアクティビティが用意されています。また、草薙港には「川の駅・最上峡くさなぎ」があり、観光の拠点として機能しています。

同社は長年にわたる運営の中で、多くの設備を整備してきました。1977年には下船場に売店とレストラン（最上川観光センター）を、1980年には戸沢藩船番所を復元した本社と乗船所（売店、食堂あり）を新設。1988年には対岸に最上峡ふるさと村を設立するなど、観光客の利便性向上に努めてきました。さらに、2002年にはトレッキングツアーや巨木ツアーなどを導入し、多様なニーズに対応しています。

数々の受賞歴と高い評価

最上峡芭蕉ライン観光株式会社は、その高いサービス品質と安全性を評価され、2017年から2023年まで「プロが選ぶ水上観光船30選」で3年連続1位を獲得するなど、数々の賞を受賞しています。これは、同社の継続的な努力と、最上峡の自然美を最大限に活かした観光体験の提供が評価された結果と言えます。

2024年豪雨災害からの復興

2024年7月、山形県を襲った大雨の影響で、同社の観光船16隻のうち11隻が流されるという大きな被害を受けました。運航を一時中止せざるを得ませんでしたが、流されなかった5隻の観光船で翌月8月1日に運営を再開しました。

アクセスと営業時間

古口港は国道47号沿いに位置し、陸羽西線古口駅から徒歩5分の距離にあります。

営業時間は、4月から11月までは8時30分から17時まで、12月から3月までは暖房船を運行し、9時から16時30分までとなっています。

まとめ

最上峡芭蕉ライン観光株式会社は、最上峡の豊かな自然と歴史を活かした、魅力的な舟下り観光を提供しています。安全で快適な体験と充実した設備、そして高い評価は、多くの人々にとって忘れられない思い出となるでしょう。

もう一度検索