月亭八織

月亭八織：女優経験から落語家へ、昆虫愛と多才な才能が光る芸人

月亭八織は、1980年1月21日生まれ、滋賀県出身の落語家です。吉本興業に所属し、大阪を拠点に活動しています。本名は柴栄佳美。2014年12月11日、「八方会」で初舞台を踏みました。愛犬家としても知られ、創作落語「お犬様」を披露するなど、持ち前の明るさとユーモラスな才能で観客を魅了しています。

八織の芸人としてのキャリアは、落語の世界に足を踏み入れる前から始まっていました。実は、テレビ、映画、舞台と幅広く活躍していた女優経験者なのです。その女優としての活動の中で培われた表現力や観客を惹きつける力は、現在の落語家としての活動にも大きく貢献していると言えるでしょう。

落語家としての道を歩むきっかけとなったのは、2014年6月1日の月亭八方への入門でした。入門以前には、天満天神繁昌亭でお茶子として経験を積んでおり、また、繁昌亭落語家入門講座を受講していたという経歴も持っています。指導を受けた後藤ひろひと氏とは現在も交流を続けているなど、芸人としての道を歩む上で様々な出会いを通して、大きく成長してきたことが分かります。

八織の多彩な才能は、落語のみに留まりません。幼少期から昆虫に親しんできた彼女は、昆虫博士である父親の影響を受け、趣味は昆虫観察。その観察眼は、落語のネタ作りにも役立っているのかもしれません。さらに、絵を描くのが得意で、自らチラシのイラストを作成するなど、その才能は多岐に渡ります。師匠の似顔絵を描くことも得意で、その絵にはユーモラスなタッチと温かい人柄が滲み出ています。

活動の場は落語会だけではありません。2014年には『さんまのまんま～2014大阪から生放送SP～』（フジテレビ）に出演。2015年には『なるみ・岡村の過ぎるTV』（朝日放送）にも出演するなど、テレビ番組にも出演経験があります。また、ツイキャスで配信された『らくloveご。～ラジオへの道～』（2018年3月28日終了）では、林家愛染、桂三語とともに主演を務めました。舞台への出演も多く、『世界名作シリーズ「ロミオとジュリエットと吉本新喜劇」』（2017年6月11日～16日、なんばグランド花月）などに出演しています。

現在も大阪市福島区住みます芸人として活動し、落語家として、そしてエンターテイナーとして、多方面で活躍を続ける月亭八織。その今後の活躍から目が離せません。X（旧Twitter）、Instagram、オフィシャルブログ「刺繍部屋」でも情報発信を行っています。吉本興業の芸人プロフィールからも、彼女の詳細な情報を確認できます。

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