月崎駅

月崎駅

月崎駅（つきざきえき）は、千葉県市原市月崎にある、小湊鉄道線の駅です。この駅は、その歴史と構造において特筆すべき点が多く、鉄道ファンや歴史愛好家にとって魅力的な場所となっています。

歴史

月崎駅は1926年（大正15年）9月1日に開業しました。開業当初から地域の人々の生活を支える重要な交通拠点として機能していましたが、1967年（昭和42年）に無人駅となりました。しかし、2014年（平成26年）8月15日には駅前の商店で乗車券類の簡易委託発売が開始され、2016年（平成28年）11月18日には駅本屋及びプラットホームと旧下り線プラットホームが国の有形文化財（建造物）への登録が答申されました。そして、2017年（平成29年）5月2日には、「小湊鉄道月崎駅本屋及びプラットホーム」および「小湊鉄道月崎駅旧下り線プラットホーム」として正式に国の登録有形文化財に登録されました。

駅構造

月崎駅は、駅舎に接して単式ホーム1面1線がある地上駅です。木造駅舎が特徴で、その歴史を感じさせる佇まいが魅力です。駅の奥には使用されていない島式ホーム1面2線が残っており、過去の駅の姿を偲ばせます。無人駅時代には待合所のみとなっていた駅舎内部も、千葉セクションの観光客増加に伴い、里山トロッコ停車駅となったことを契機に再有人化され、駅務室と改札ラッチが再度設置されました。現在では、土休日に駅員が常駐しています。2009年（平成21年）11月には、ログハウスの公衆トイレが設置され、利用者の利便性が向上しました。

乗車券については、1967年（昭和42年）の無人化以降は長らく車内での発売のみでしたが、2014年（平成26年）8月15日からは駅前のヤマザキショップ朝日屋で簡易委託による硬券乗車券の発売が開始されました。ただし、取り扱いは小湊鉄道線内の普通乗車券と月崎駅普通入場券のみで、往復割引乗車券、回数乗車券、定期乗車券、五井からJR東日本線への連絡乗車券は取り扱っていません。

利用状況

2020年度の1日の平均乗車人員は9人です。近年は微増傾向にあり、地域住民や観光客に利用されています。

駅周辺

月崎駅周辺には、豊かな自然と歴史的なスポットが点在しています。駅ではレンタサイクル（300円）を実施しており、周辺観光に便利です。主な周辺施設としては、千葉県道32号大多喜君津線、千葉県道81号市原天津小湊線、千葉県道172号大多喜里見線などの道路、市原市月崎公民館、市原市南部老人福祉センター、市原市農業協同組合月崎支店があります。また、保線の旧詰所小屋を使用した木村崇人氏のアート作品「森ラジオステーション」や、月崎駅発の乗車券類の簡易委託発売を受託しているヤマザキショップ朝日屋もあります。さらに、いちはらクオードの森、地球磁場逆転期の地層である千葉セクション（駅南東約2キロメートル）、南市原ゴルフクラブも周辺に位置しています。

隣の駅

小湊鉄道

■小湊鉄道線

飯給駅 - 月崎駅 - 上総大久保駅

脚注

注釈

出典

千葉県統計年鑑

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

* 月崎駅 - 小湊鉄道

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