月曜ミステリーシアターの概要
月曜ミステリーシアターは、TBS系列で
2013年4月15日から
2015年3月23日まで放送された
連続ドラマです。この枠は、毎週
月曜日の20:00から20:54までの時間帯に、視聴者に数多くのミステリーを届けました。実際の放送は、全国のTBS系列28局で行われ、
ステレオ放送や連動
データ放送も展開されました。
プログラムの背景
この枠は、長年にわたって松下電器(現在の
パナソニック)がスポンサーを務めていました。
時代劇を中心に多様なドラマを放送するスタイルが続きましたが、
2012年1月からサスペンスやミステリー作品が主体となり、
2013年4月の改編を経て新たに「月曜ミステリーシアター」というタイトルでスタートしました。この改編に伴い、長年親しまれたオープニングキャッチは廃止され、新たなムードで視聴者にアピールしました。
スポンサーの変更
2013年4月から9月までの間は、
パナソニックが単独スポンサーとして支えていました。しかし、
2013年7月に同社が10月から複数社提供に移行することを発表し、
9月16日に放送された『名もなき毒』をもって、単独提供としては57年6か月の歴史に幕を下ろしました。以降、月曜ミステリーシアターは
パナソニックグループを筆頭スポンサーとした複数社提供形式に変わりました。これは日本のドラマ史においても重要なシフトであり、長い間続いた単独スポンサー枠が終焉を迎えました。
2015年3月23日、月曜20時台の
連続ドラマが廃止され、
1956年から58年間続いたこの枠が幕を下ろすことになりました。後番組には
バラエティ番組が編成され、忠実な視聴者にとっては大きな転換を迎えました。これにより、TBSの月曜20時台で放送されていた
連続ドラマは完全に終了し、全国のキー局の20時台におけるドラマは
テレビ朝日や
テレビ東京の枠に限定されることになりました。これまで継続されていたドラマの空間が変わり、視聴者のドラマ視聴習慣にも影響を与えることとなりました。
放送作品と製作体制
月曜ミステリーシアターでは、主に刑事や警察を舞台にしたミステリー作品が多く放送されました。製作クレジットについては、原則としてTBSと外部プロダクションの共同製作となり、その後の宣伝や番組進行にも工夫が凝らされていました。また、放送プログラムの新たな試みとして、初回放送前にドラマの予告番組を設けるなど、視聴者の関心を引く努力も行われました。
まとめ
月曜ミステリーシアターは、各曜日のドラマ放送の中でも特異な位置を占めていました。その影響は
連続ドラマの発展においても大きく、
パナソニックグループの支援を受けながら、長い歴史の中で視聴者に強い印象を残しました。
連続ドラマの終息後、TBSの月曜枠には新たなジャンルが浸透し、多様な番組が放送されるようになりましたが、月曜ミステリーシアターが築いた道筋は、今後の日本のドラマ界にも影響を及ぼしていくことでしょう。