月英学園 -kou-

ゲーム紹介: 月英学園 -kou-

『月英学園 -kou-』は、2013年10月10日にアークシステムワークスから発売されたPlayStation Vita向けのアドベンチャーゲームです。このタイトルは、声優の杉田智和が企画した同人小説シリーズ『月英学園』を基にしており、特に同人ゲーム『月英学園 ergØ (エルゴ)』のコンシューマー移植版として開発されました。

ゲームの概要

『月英学園 -kou-』は学園伝奇アドベンチャーというジャンルに分類され、プレイヤーはさまざまなキャラクターとの交流やストーリーの進行を楽しむことができます。杉田智和が参加した同人サークルAGRSの活動を経て、2011年の冬コミで『月英学園 -天地神人-』という同人小説が発表され、さらに2011年には『月英学園 ergØ』という同人ゲームが販売されました。これらは全て杉田と御立弾による原作で、シナリオやイラストも多くの才能が集まっています。ゲームの開発や販売はアークシステムワークスが担当し、プロデューサーは森利道が務めています。

あらすじ

物語の舞台は、桃生町という街で、住人たちは「ハザード」と呼ばれる鬼の影響に悩まされていました。特別な能力を持つ九つの家系からなる『九頭龍』が、この鬼たちを退治するために設立した生徒会が中心となります。主人公である遠山浩は、逃げるように桃生町に戻り、入学初日に襲われたのち生徒会に参加することに。彼は同じ学校の少女、御月英理に命を救われますが、その後に展開されるストーリーは予想外の方向へ進展します。彼が目を覚ますと、転校初日と同じ世界が広がっているのです。

登場人物

• - 遠山浩（声：細谷佳正）: 主人公であり、桃生町に戻った理由には家族を守りたい思いがあります。彼は生徒会での新たな生活を通じて成長していくことになります。
• - 御月英理（声：早見沙織）: 浩と同学年で、強い意志を持ち生徒会に参加しています。彼女は浩との関係に波乱をもたらします。
• - 御月大河（声：中村悠一）: 英理の兄で、生徒会長。責任感が強く、様々な問題に立ち向かいます。
• - 執行律（声：茅野愛衣）: 浩のクラスの明るい委員長で、戦闘能力も持つキャラクターです。
• - 麻生さつき（声：悠木碧）: 英理の親友で、特異な視力を持つ少女。彼女も物語に深く関わっていきます。

他にも多くのキャラクターが登場し、それぞれが物語の中で重要な役割を果たしています。

音楽

主題歌「そして月は輝く」は、遠山沙姫が歌詞を担当し、伊藤賢治が作曲を手掛けています。挿入歌も多様で、さまざまな場面での感情を引き立てています。

結論

『月英学園 -kou-』は、学園を舞台にした独特の世界観と、多彩なキャラクターたちとの織りなす物語が魅力のアドベンチャーゲームです。その背景にある同人文化や、実績あるスタッフによるクリエイティブな取り組みが評価され、さまざまなプラットフォームに展開されている点でも注目に値します。

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