有明駅 (東京都)

有明駅：東京臨海副都心のアクセス拠点

有明駅は、東京都江東区有明三丁目に位置する、東京臨海新交通臨海線（ゆりかもめ）の駅です。駅番号はU12。りんかい線国際展示場駅と至近距離にあり、乗換駅として利用客から高い利便性を評価されています。

歴史

1995年11月1日、当初は終着駅として開業。「国際展示場駅」という仮称で計画が進められていました。その後、2006年3月27日には豊洲駅までの延伸開業に伴い、途中駅となりました。これにより、定期券売り場は豊洲駅に移転しています。

駅構造

有明駅は、島式ホーム2面3線を有する高架駅です。2番線と3番線は線路を共有する構造になっており、夜間滞泊にも対応しています。乗降客の流れを円滑にする設計が施されています。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は約4638人です。開業以来、周辺地域の開発や大型イベント開催の影響を受けながら、利用客数は増加傾向にあります。東京都統計年鑑などの資料に基づくと、その推移を詳細に把握できます。

駅周辺

有明駅周辺は、数多くの施設が集積するエリアとして知られています。

交通アクセス: りんかい線国際展示場駅へのアクセスが容易であるため、乗換利用客も多いです。
商業・エンターテイメント: 東京ビッグサイト、有明ガーデン、有明コロシアム、東京ガーデンシアター、有明四季劇場など、大規模なイベントや商業施設が点在しています。
レジャー: シンボルプロムナード公園、有明テニスの森公園といった、憩いの場も整備されています。
医療: がん研究会有明病院などの医療機関も存在し、地域住民の健康を支えています。
宿泊施設: 東京ベイ有明ワシントンホテル、相鉄グランドフレッサ東京ベイ有明、ダイワロイネットホテル東京有明など、複数のホテルが立地し、観光客やビジネス客を受け入れています。
オフィス: 有明セントラルタワーなど、オフィスビルも複数あります。
* 防災: 東京臨海広域防災公園（そなエリア東京）が近くにあるなど、防災対策も万全です。

バス路線

有明駅周辺には、複数のバス路線が乗り入れています。国際展示場駅交通広場内の停留所（国際展示場駅前、国際展示場、国際展示場駅）に加え、駅南東の都道にある「国際展示場駅入口」と「がん研有明病院前」停留所も利用できます。また、東京ベイ有明ワシントンホテルからは、羽田空港と成田空港行きのリムジンバスが発着し、空港へのアクセスも容易です。都営バスの門19系統、錦18系統などが利用可能です。

隣の駅

東京ビッグサイト駅と有明テニスの森駅に挟まれた位置にあります。ゆりかもめ沿線各駅へのアクセスも良好です。

まとめ

有明駅は、東京臨海副都心の発展を象徴する駅です。多くの施設へのアクセス、交通の利便性、そして周辺環境の整備により、利用客にとって快適な空間を提供しています。今後も、周辺地域の更なる発展とともに、有明駅の役割はますます重要性を増していくでしょう。

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