有松・鳴海絞会館

有松・鳴海絞会館は、愛知県名古屋市緑区の旧東海道沿い、有松町並み保存地区に位置する、有松・鳴海絞りの歴史と技術を紹介する施設です。1984年に有松・鳴海絞りが国の伝統工芸品に指定されたことを契機に、旧有松町役場跡地に建設されました。施設名称は「有松鳴海絞会館」となっていますが、これは有松絞と鳴海絞が一体として伝統工芸品に指定されたためであり、運営は有松絞商工協同組合が行っています。

施設概要

会館は2階建てで、1階は絞り製品の展示販売スペース、2階は資料展示と制作実演の場となっています。ここでは、有松・鳴海絞りの歴史や技法に関する貴重な資料を見学できるほか、職人による絞りの実演を間近で見ることができます。また、実際に絞り染めを体験できる教室も開催されており、伝統的な技法に触れながら、オリジナルの作品を制作することも可能です。

会館の周辺は、江戸時代から続く豪壮な町屋が立ち並ぶ「有松町並み保存地区」であり、歴史的な景観を楽しむことができます。絞り会館を訪れた際には、周辺の散策もおすすめです。

開館時間・アクセス

開館時間: 9:30～17:00 (絞り実演は16:30まで)
休館日:
4月～11月: 無休（絞祭りの前後3日間は休み）
12月～3月: 水曜日、年末年始

交通アクセス:

鉄道: 名鉄名古屋本線 有松駅より徒歩約5分
車: 国道23号（名四国道）有松インターチェンジより約10分、駐車場あり

周辺情報

有松・鳴海絞会館の周辺には、絞り染めに関する様々な施設や店舗があります。また、歴史的な町並みを活かしたカフェやレストランなども点在しており、散策を楽しむことができます。

まとめ

有松・鳴海絞会館は、有松・鳴海絞りの歴史と技術を学び、体験できる貴重な施設です。名古屋を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。伝統的な絞り染めの魅力に触れ、日本の文化に触れることができるでしょう。

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