有為エンジェル

有為エンジェル（うい エンジェル、1948年6月9日 - ）は、日本の小説家です。初期の筆名は「有爲エィンジェル」を用いていました。

人物・来歴

岩手県出身。本名は千田有為子です。東京都立千歳丘高等学校を中退後、「ちだ・うい」名義でハプニング・アートの活動を行い、三島由紀夫暗殺計画を吹聴したというエピソードがあります。

イベントの企画やテレビレポーター、英国でのレストラン経営など、様々な職歴を経て、1981年に帰国後、創作活動を始めました。

1982年、「前奏曲」で第5回群像新人長篇小説賞を受賞。
1990年、「踊ろう、マヤ」で第104回芥川賞候補となり、第19回泉鏡花文学賞を受賞しました。

著書

『前奏曲』有爲エィンジェル 講談社 1983.3
『奇跡』有爲エィンジェル 講談社 1984.4
『姫子・イン・ロンドン』有爲エィンジェル 中央公論社 1987.1
『姫子・イン・バリ』有爲エィンジェル 中央公論社 1987.12
『ロンドンの夏は素敵』有爲エィンジェル 1989.2 (角川文庫)
『踊ろう、マヤ 』講談社 1990.11 のち文庫
『赤と青の殺意』カッパ・ノベルス'>[光文社]1991
『神の子の接吻』角川書店 1994.9
『母子で旅したゆるやかなインド』マガジンハウス 1999.1

翻訳

J・クリシュナムルティ『恐怖なしに生きる』平河出版社 1997.1


有為エンジェルは、小説家としての活動以外にも、多様な経験を積んでおり、そのことが彼女の作品に深みを与えていると考えられます。「前奏曲」や「踊ろう、マヤ」など、受賞作や候補作を通して、彼女の文学世界に触れてみてはいかがでしょうか。

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