服部良一 (政治家)

服部 良一のプロフィール

基本情報

服部 良一（はっとり りょういち）は1950年2月24日生まれの日本の政治家で、社会民主党に所属しています。彼は、元衆議院議員（1期）としての活動を経て、社会民主党の第10代幹事長や選挙対策委員長を務めた経験があります。政治の世界に足を踏み入れる前、彼は総評傘下の労働組合で支部長としての職務を担当していました。

経歴

福岡県八女市で生まれた服部は、元朝鮮総督府の技術者の父のもとで育ちました。1965年に久留米大学附設高等学校に入学後、1969年には京都大学法学部に進学しますが、途中で中退し、大阪府に移住しました。1973年には機械メーカーの昭和起重機に入社し、ここで労働組合に参加します。後に総評全国金属昭和起重機の支部長を務めるなど、労働運動に身を捧げていました。

2006年には55歳で同社を退社し、翌年の第21回参議院議員選挙では大阪府選挙区から社会民主党の公認を受けて立候補しましたが、6位で落選しました。その後、山内徳信参議院議員の公設秘書を務めます。2009年には第45回衆議院議員総選挙に比例近畿ブロックで立候補し、社民党が1議席を確保したため、下位名簿で初当選を果たしました。

その後も立候補を続けましたが、2012年や2014年、2017年の選挙では落選が続きました。しかし、2020年12月には社民党幹事長兼選対委員長に就任し、党の運営に尽力しています。2022年には参議院選挙で東京都選挙区の候補者として擁立されましたが、再び落選しました。

政策と活動

服部は、選択的夫婦別姓制度の導入を支持し、第180回国会法務委員会では民法改正を訴える請願を提出しました。また、永住外国人に地方参政権を付与することにも賛成の立場を表明しています。

彼の活動は、慰安婦問題や歴史認識の適正化にも及びます。衆議院での集会に参加し、戦時性暴力についての問題提起を行ったり、韓国との歴史問題に関する決議にも賛同しています。日本軍「慰安婦」問題の解決に向けての集会やデモにも積極的に参加しています。

2012年には731部隊の生物兵器使用についても議会で質問し、歴史的な問題に真摯に向き合う姿勢を示しました。さらに、政治活動の一環として、アジア地域の平和を守るための活動を推進し続けています。

現在の役職および支持団体

服部は、阪神大震災被災地のつどいの実行委員長や「しないさせない戦争協力」関西ネットワークの共同代表を務め、さまざまな地域活動にも取り組んでいます。また、サポートユニオンwithyouなどの支持団体とも連携しています。

結論

服部良一は、労働運動から政治に転身した経験を持つ政治家であり、日本の歴史的な課題に対する意識を高めるための活動を続けています。彼の信念に基づいた政策は、今後の社会においても重要な役割を果たすことでしょう。

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