望月宿

望月宿（もちづきしゅく）

望月宿は、中山道六十九次のうち江戸から数えて二十五番目の宿場町で、現在の長野県佐久市望月に位置します。

特徴

天保14年（1843年）の『中山道宿村大概帳』によると、望月宿には82軒の家があり、そのうち本陣が1軒、脇本陣が1軒、旅籠が9軒、宿場内の人口は360人でした。

概要

望月という地名は、平安時代からこの地を治めていた豪族、望月氏の姓に由来すると言われています。また、望月氏は朝廷や幕府に馬を献上しており、その馬の名産地であった蓼科山裾野の「望月牧」も地名の由来の一つとされています。望月氏の由来は、望月牧の別当を務めていた一族が、毎年旧暦8月15日の満月の日（望月）に馬を朝廷や幕府に献上していたことによります。

アクセス

JR北陸新幹線・小海線 佐久平駅より
車で約20分
バス：望月・立科方面行きで約30分
JR北陸新幹線・しなの鉄道 上田駅より
車で約40分
バス：望月方面行きで約50分
しなの鉄道 小諸駅より
車で約20分
バス：望月・立科方面行きで約30分

史跡・みどころ

真山家建物（重要文化財）：歴史的な建造物を見学できます。
榊祭り：松明と神輿を神社に奉納する勇壮な祭りです。数メートルの木を立てた神輿を担ぎ、暴れ神輿として知られています。

隣の宿

中山道
八幡宿 - 望月宿 - 芦田宿
芦田宿との間には、間の宿として茂田井宿がありました。

参考文献

児玉幸多 『中山道を歩く』中公文庫、1988年　ISBN 4122015561

関連項目

戌の満水: 宿場町の大半が流出する被害を出しました。
本牧町
望月町

外部リンク

* 佐久市の望月宿のwebサイトURLを記載'>望月宿 - 佐久市ウェブサイト

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