朝いち!!やじうま

『朝いち!!やじうま』

『朝いち!!やじうま』は、テレビ朝日とその系列である7局によって放送された朝のニュース・情報番組です。この番組は、2002年4月に『やじうまワイド』（後に『やじうまプラス』）の姉妹番組としてスタートしましたが、制作は旧報道局と日本ケーブルテレビジョン（JCTV）が担当し、スタッフは異なるものでした。この時間帯は、おはよう!CNNやCNNデイブレイクなど、CNN系の報道番組をルーツとしています。

放送概要

『朝いち!!やじうま』の放送時間は月曜日から金曜日の午前4時55分から5時50分まででしたが、2003年9月29日にテレビ朝日が六本木ヒルズに移転すると同時に、『ANNニュース』が同枠に移動したため、番組の終了時間は6時となりました。また、特別なイベントや選挙が行われる場合には、通常の放送を中止し生放送を行うこともありました。2005年の第44回衆議院議員総選挙では、午前3時から3時間にわたり生放送を行った実績があります。

番組は2006年4月3日に『やじうまプラス』との連動により終了しましたが、その後も『やじうまプラス』の5時台や土曜版『地球まるごとTV』などがこの番組のスタイルを引き継いでいます。

キャスターと天気予報

メインキャスターには、若手のテレビ朝日アナウンサーが起用され、2003年以降は『ANNニュース』のキャスターも一部兼任しました。特に、当番組終了後も多くのキャスターが『やじうまプラス』へと移行し、活躍し続けました。

天気予報担当者は、月曜日から水曜日は梅田陽子、木曜日と金曜日は石崎佳代子が担当していました。お天気コーナーでは、各地域の予報が流され、視聴者に役立つ情報を提供していました。コーナーでは、背景音楽にバーニー・ウィリアムスの「La Salsa en Mí」が使用され、視聴者を引き込みました。

放送内容

番組の流れは、4:55のオープニングから始まり、全国の天気予報、最新ニュースのチェックが続きました。特に、朝のコーナーでは各地の天気や朝刊など最新情報を要約し、視聴者にいち早く届ける姿勢が特徴でした。また、毎週一度、若手アナウンサーたちによるリポートを行う「朝いち!探検隊」もあり、地域の話題や現場の様子を生き生きと伝えていました。リポートは多彩で、視聴者の親しみを集めました。

ネット局と特別番組

『朝いち!!やじうま』は、全国で多くのネット局で放送されており、特に東日本放送や九州朝日放送などで親しまれました。特別番組としては、元旦の『新春朝いちニュース生放送』もあり、多くの視聴者に新年の情報を提供していました。結果的に、番組は2007年に終了しましたが、その影響はその後の番組制作にも色濃く残っています。

終わりに

『朝いち!!やじうま』は、その放送スタイルや情報提供の仕方で、多くの視聴者に愛された番組でありました。後の番組にも影響を与え続けており、朝のいち早い情報収集の重要性を改めて認識させてくれる存在でした。

もう一度検索