朝日自動車加須営業所

朝日自動車加須営業所

朝日自動車加須営業所は、埼玉県加須市に位置する朝日自動車株式会社のバス・タクシー営業所です。元々は東武鉄道直営の東武バス加須営業所でしたが、東武バスの地域分社化に先立ち、朝日自動車に移管されました。さらに、東武バス行田出張所の閉鎖に伴い、その全路線を引き継ぎ、現在に至ります。

概要

加須営業所は、加須市、鴻巣市、行田市、羽生市、久喜市において、一般路線バスやコミュニティバスを運行しています。また、貸切バスも担当し、加須駅構内を中心にタクシーの配車も行っています。地域住民の生活を支える重要な交通拠点としての役割を担っています。

所在地: 埼玉県加須市馬内284-3（最寄りのバス停は「加須車庫」）

加須車庫に併設されています。

その他の施設:

行田折返し場
新落合橋発着用施設（行田市関根地内）
免許センター発着用施設（駐車場内）
鴻巣市コミュニティバス「フラワー号」吹上駅南口発着用施設（鴻巣市南1丁目15-14付近）
鴻巣市コミュニティバス「フラワー号」ふるさと館発着用施設（敷地内）

過去に存在した施設:

行田車庫（旧東武バス行田出張所）：埼玉県行田市桜町3-19-30

沿革

東武バス加須営業所時代

1936年6月：騎西自動車加須営業所として開設
1947年2月：東武鉄道に買収され、東武バス加須営業所となる
1961年6月：車庫移転
1989年1月：鴻巣駅経由の路線を免許センターへ延長
1995年4月3日：加須市コミュニティバス運行開始
1995年4月5日：行田市内循環バス運行開始
2000年3月：東武バス加須営業所閉所（朝日自動車へ移管）

朝日自動車加須営業所時代

2000年4月：加須営業所を東武バス加須営業所跡地へ移転。バス路線を引き継ぐ
2000年10月：東武バス行田出張所閉所に伴い、旧行田管内の全路線の移管を受ける
2002年：鴻巣市コミュニティバス「フラワー号」運行開始
2008年1月：鴻巣市コミュニティバス新路線を引き受ける
2008年12月：PASMO利用開始
2011年12月：行田車庫閉鎖。起終点路線は、別の場所に新設された「行田折返し場」発着に変更
2014年4月：鴻巣市コミュニティバスの一部路線の運行から撤退
2014年11月：桶川駅 ‐ 免許センター線廃止に伴い、桶川市・北本市から撤退
2015年1月：熊谷駅 ‐ 行田折返場廃止に伴い、熊谷市から撤退
2017年4月：行田市内循環バスの西循環コース改編により、熊谷市に再進出
2021年4月：久喜営業所よりHW系統の移管を受け、久喜市に進出

現行路線

現在の路線網は、加須市、鴻巣市、行田市、久喜市（鷲宮地区）、羽生市の5市に広がっています。かつては桶川市、北本市、熊谷市にも路線が延びていました。

主な路線系統は以下の通りです。

KZ 加須・騎西・鴻巣方面: 加須駅と鴻巣駅を結ぶ路線で、加須市旧騎西町を経由します。区間便も複数設定されています。
KN 鴻巣・行田東部方面: 鴻巣駅と埼玉県警運転免許センターを結ぶ路線や、鴻巣市川里地区を経由して行田市東部を結ぶ路線があります。
FK 吹上・行田市街方面: 吹上駅北口と行田市中心部を結ぶ路線で、一部は行田市東部の工業団地へ向かいます。佐間経由と前谷経由の2系統があります。
HW 東鷲宮駅・豊野方面: 東鷲宮駅西口と豊野コミュニティセンターを結ぶ路線で、鷲宮神社入口を経由します。
HN 羽生駅・イオンモール羽生方面: 羽生駅西口とイオンモール羽生を結ぶ路線で、栗原眼科病院や羽生総合病院を経由します。

コミュニティバス

以下の自治体のコミュニティバスを受託運行しています。

鴻巣市「フラワー号」
加須市「かぞ絆号」
行田市「行田市内循環バス」
* 羽生市「あい・あいバス」

廃止路線

過去には、桶川駅と免許センターを結ぶ路線や、加須駅と大越馬場を結ぶ路線、熊谷駅と行田折返し場を結ぶ路線などがありました。

車両

朝日自動車標準カラーのほか、各自治体のコミュニティバス専用デザインの車両も存在します。2023年には、鴻巣市コミュニティバス用に小型電気バスが導入されました。

東武バス加須営業所（過去）

かつて東武バス加須営業所は、埼玉県北東部の一大拠点でしたが、路線の廃止により規模が縮小しました。傘下には羽生出張所と幸手出張所がありました。

もう一度検索