朝日自動車菖蒲営業所

朝日自動車菖蒲営業所



朝日自動車菖蒲営業所は、埼玉県久喜市菖蒲町に位置する朝日自動車株式会社の営業所の一つです。元々は東武バス上尾営業所菖蒲出張所でしたが、2002年4月1日朝日自動車に移管され、新たな営業所として発足しました。朝日自動車としては最後に開設されたバス営業所となります。

概要



菖蒲営業所は、旧菖蒲出張所の運行エリアに加え、東武バス上尾営業所が担当していた上尾駅東口発着路線(一部路線を除く)も引き継いでいます。これにより、久喜市蓮田市、上尾市、伊奈町といった広範囲な地域を結ぶ路線網を形成しています。

所在地: 埼玉県久喜市菖蒲町菖蒲1280-1
最寄りバス停: 桶川駅東口・蓮田駅西口発着の「菖蒲車庫」

営業所管内には、バスの待機場が複数箇所に設置されています。主な場所として、菖蒲仲橋、丸谷(いずれも久喜市)、下大崎(白岡市)、八幡神社前、パルシー・ハストピア、江ヶ崎馬場、蓮田松韻高校(いずれも蓮田市)、火の見下(上尾市)、埼玉県立精神医療センター(伊奈町)、加納公民館(桶川市)などがあります。

沿革



東武バス菖蒲出張所時代



1995年5月:富士重工線運行開始
1998年3月:富士重工線を川越観光バスに移管
2000年4月:加須営業所が朝日自動車へ移管・閉所。加須営業所菖蒲出張所から上尾営業所菖蒲出張所に組織変更
2002年3月:上尾営業所菖蒲出張所閉所

朝日自動車菖蒲営業所時代



2002年4月:朝日自動車菖蒲営業所発足
2003年4月:上尾駅東口 - 平塚線を「平塚循環」に変更。「岩槻駅 - 太田新井 - 国民年金春日部エミナース」線と「岩槻駅 - 岡泉 - 白岡駅」線を廃止
2006年9月:蓮田駅発着路線の変更。「蓮田駅西口 - 井沼・根金 - 蓮田駅東口」線と「蓮田駅西口 - 伊奈学園」線の新設
2008年4月:上尾駅東口 - 上尾車庫間を廃止。東武バスも同時廃止。PASMO利用開始(11月15日)
2009年2月:「岩槻循環」線の新設。それに伴う「国立東埼玉病院」線および「菖蒲仲橋 - 白岡駅」線の改正
2010年7月1日:「(急行)久喜駅西口 - モラージュ菖蒲中央口」線を新設。11月25日:「岩槻循環」線廃止
2011年4月1日:「久喜駅西口 - 菖蒲仲橋」線に久喜総合病院経由を新設。12月19日:「(急行)桶川駅東口 - モラージュ菖蒲滝のコート南入口」線を新設
2014年1月6日:埼玉県立がんセンターの新病棟完成に伴う路線変更を実施
2017年4月1日:「岩槻駅 - 国立東埼玉病院」線を岩槻駅東口発着から西口発着へ変更
2021年3月13日:HS25・HS26系統(蓮田駅 - 国立東埼玉病院 - 岩槻駅西口)新設。久04・IW12系統廃止。系統番号変更(久01 - 03→KU01 - KU03、白01 -SR01)
2021年4月1日:丸建つばさ交通から、上尾市内循環バス「ぐるっとくん」の原市平塚循環の運行を引き継ぐ
2023年2月1日:OK02系統(桶川駅東口 - 細谷 - モラージュ菖蒲滝のコート南入口)新設。前日をもって「(急行)桶川駅東口 - モラージュ菖蒲滝のコート南入口」線および「桶川駅東口 - 菖蒲総合支所前 - 菖蒲車庫」線を廃止
2025年3月26日:埼玉県立蓮田松韻高等学校へのアクセス路線としてHS27・HS28・IW12の各系統を新設

車両



久喜線、桶川線、江ヶ崎(東埼玉病院)線、平塚線ではノンステップ車両が定期運用されています。朝日自動車では中型車両の導入が主でしたが、2015年には阪東バスから大型車両(元255号車)が導入されました。この車両には5001号車の車番が付与されています。

2016年春には、大型の新型エルガ (QKG-LV290N1) が導入され、5002号車、5003号車として運行を開始しました。その後も5004 - 5005号車、5011 - 5014号車、5020 - 5022号車と増備が進んでいます。

近年では、特定輸送やコミュニティバスの運行受託により、小型車の配置も開始されています。

配置されている車両のナンバープレートは、大宮ナンバーと春日部ナンバーです。

路線



菖蒲営業所では、以下の路線を運行しています。

上尾駅東口発着路線
桶川駅東口発着路線
久喜駅西口発着路線
蓮田駅発着路線
岩槻駅発着路線
白岡駅発着路線
コミュニティバス(上尾市内循環バス「ぐるっとくん」)

各路線の詳細な情報については、朝日自動車の公式サイト等をご確認ください。

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