朝美絢

朝美 絢（あさみ じゅん）

朝美絢（あさみ じゅん）は、宝塚歌劇団雪組に所属する男役で、次期雪組のトップスターとしての就任が決まっています。彼女は2007年に宝塚音楽学校に入学し、2009年に95期生として宝塚歌劇団に入団しました。初舞台は宙組の公演「薔薇に降る雨／Amour それは…」で、入団時には24番の成績を収めました。彼女の愛称は「あーさ」または「J」で、背が169cmとスタイルも抜群です。

来歴

朝美は音楽学校を卒業後、まず月組に配属されました。彼女はその華やかなオーラと圧倒的な目力で順調に舞台経験を積んでいきます。2014年には新公公演「PUCK」で初の主演を果たし、次いで2015年にはバウ・ワークショップの「A-EN ARTHUR VERSION」で初主演を務めました。この活躍により、彼女は舞台における存在感を一層強めていきます。2017年5月には雪組に組替えとなり、ここから彼女の活躍はさらに目覚ましいものとなりました。

特に彼女の初のバウホール公演での主演作品「義経妖狐夢幻桜」や、2021年に行われた「ほんものの魔法使」の東上公演初主演は、多くの観客に感動を与えました。2023年の「海辺のストルーエンセ」の東上公演でも主演を務め、その才能をさらに発揮しました。2024年の「仮面のロマネスク」では初の全国ツアー公演の主演を予定しており、同年10月には雪組トップスターに就任することが発表されました。このように、彼女は95期生から感染力のある4人目のトップスターとしての地位を確立することになります。

人物

朝美は幼少期からクラシックバレエを習っており、特に発表会を楽しみにしていました。彼女の宝塚との出会いは、小学生時代に祖母と母が録画したテレビ番組を視聴したことがきっかけです。初めて観劇をしたのは、1000days劇場での月組公演「螺旋のオルフェ／ノバ・ボサ・ノバ」で、小さな頃から男役に憧れていたこともあり、強く印象に残ったそうです。音楽学校には2度目の受験で合格し、必死な努力の末に夢をかなえました。

また、彼女は俳優・小栗旬との芸名の名付け親が同じで、彼からも影響を受けています。新人公演では計4回、珠城りょうの役を演じたことがあり、彼女の演技力や表現力をさらに磨く場となりました。

主な舞台経歴

朝美絢は多くの舞台に出演しており、その一部を紹介します。初舞台は2009年の宙組公演「薔薇に降る雨」で、月組時代には「ラスト プレイ」や「HAMLET!!」、雪組での「CAPTAIN NEMO」など多岐にわたる役柄を演じてきました。特に、舞台での彼女の表現力や演技力は観客を魅了し続けています。2024年には「仮面のロマネスク」で全国ツアー公演に初主演し、その後の作品でも新たな挑戦を続ける姿勢が見どころです。

受賞歴

彼女の舞台でのパフォーマンスに対する評価も高く、2016年には『阪急すみれ会パンジー賞』新人賞を受賞しました。また、2020年と2022年には宝塚歌劇団年度賞において努力賞を受賞しました。これらの受賞は、彼女の才能と努力の証です。

宝塚歌劇団での彼女のこれまでの道のりは、たくさんの挑戦と成長の繰り返しであり、これからの未来が非常に楽しみです。

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