Amour それは…

宝塚歌劇ロマンチック・レビュー『Amour それは…』

『Amour それは…』（アムールそれは）は、宝塚歌劇団のレビュー作品。作・演出は、ロマンチック・レビューの旗手、岡田敬二が担当。

上演記録

2009年 宙組公演

公演期間: 宝塚大劇場：4月17日～5月18日、東京宝塚劇場：6月5日～7月5日
併演: 『薔薇に降る雨』（作・演出：正塚晴彦）
場数: 24場
Besonderheiten:
宙組トップスター・大和悠河とトップ娘役・陽月華のサヨナラ公演（退団公演）。
宝塚歌劇団95期生の初舞台公演。

2015年 星組公演（全国ツアー）

公演期間: 6月12日～7月5日
併演: 『大海賊 -復讐のカリブ海-|大海賊_-復讐のカリブ海-』（作・演出：中村暁）
Besonderheiten: 北翔海莉と妃海風の星組トップコンビのプレお披露目公演。

場面構成（2009年宙組公演）

1. 第一章 オープニング
音楽：吉崎憲治、振付：若央りさ
真紅の衣装をまとった青年が「人生は素晴らしい、愛することは美しい」と高らかに歌い上げ、若者たちがそれに呼応する。
プロローグの紳士S：大和悠河
プロローグの淑女S：陽月華
プロローグの紳士A：蘭寿とむ、北翔海莉
2. 間奏曲（一） 若さ、スパークリング!
音楽：吉崎憲治、振付：若央りさ
一人の青年とコーラスグループが、若さの輝きを歌い上げる。
スパークリングの歌手：蘭寿とむ、北翔海莉
3. 第二章 アムール、それは
音楽：吉崎憲治、振付：御織ゆみ乃
睡蓮と鈴蘭が咲き誇る花園で、王子トリスタンがイゾルデ姫と出会い、恋の喜びを妖精たちと共に歌い踊る。
プリンス・トリスタン：大和悠河
イゾルデ：陽月華
4. 第三章 フロリダの風
音楽：吉崎憲治、振付：羽山紀代美
フロリダのプエルトリコやキューバ系の人々が集まるクラブを舞台に、情熱的な音楽に乗せて男女が激しく歌い踊る。
プエルトリカンの歌手：蘭寿とむ、北翔海莉
サンファンの男S：大和悠河
サンファンの娘S：陽月華
5. 第四章 ラモーナ幻想
音楽：甲斐正人、振付：室町あかね
「ラモーナ」の旋律に乗せて、白いドレスの淑女と白燕尾服の紳士がアールデコ調の空間で幻想的なダンスを繰り広げる。
ラモーナの紳士S：大和悠河
ラモーナの淑女S：陽月華
6. 間奏曲（二） She…
音楽：高橋恵、振付：室町あかね
若者が理想の恋人像を手話を交えながら歌い、様々なタイプの女性たちが現れる。
アンソニー：蘭寿とむ
7. 第五章 夢・アモール
音楽：吉崎憲治、振付：羽山紀代美
ドラマチックな音楽に乗せて、スパニッシュ風の衣装をまとった男女が情熱的な恋の駆け引きを踊る。
踊る男S1：大和悠河
踊る女S：陽月華
8. 第六章 95期生のロケット・ダンス
音楽：高橋城、振付：御織ゆみ乃
初舞台生たちがモーツァルトの楽曲アレンジに乗せて、華麗なロケットダンスを披露する。
9. 第七章 ヘミル（未来へ）
音楽：高橋城、振付：御織ゆみ乃
大階段で歌手が「ヘミル（未来へ）」を歌い上げ、娘役とのデュエットダンスへと繋がる。ボレロ調に変化し、黒燕尾服の紳士たちが大階段で踊る。
ヘミルの歌手：大和悠河
ルージュの女：陽月華
10. 第八章 フィナーレ
音楽：高橋城、高橋恵、振付：若央りさ
パレードの場面。
パレードの紳士S：大和悠河
パレードの淑女S：陽月華

主な出演者

2009年 宙組公演: 大和悠河、陽月華、蘭寿とむ、悠未ひろ、北翔海莉、美羽あさひ、他
2015年 星組全国ツアー: 北翔海莉、妃海風、十輝いりす、礼真琴、他

スタッフ

作・演出：岡田敬二
作曲・編曲：吉崎憲治、高橋城、甲斐正人
振付：羽山紀代美、室町あかね、御織ゆみ乃、若央りさ

参考文献

岡田敬二『岡田敬二 ロマンチック・レビュー』阪急コミュニケーションズ、2009年
小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて（舞台編）』阪急コミュニケーションズ、2014年
小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて（人物編）』阪急コミュニケーションズ、2014年

外部リンク

宝塚歌劇・宝塚大劇場公演ホームページ（2009年・公式）
東京宝塚劇場公演ホームページ'>宝塚歌劇・東京宝塚劇場公演ホームページ（2009年・公式）
宝塚歌劇・全国ツアーホームページ（2015年・公式）

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