木下剛 (ラグビー選手)

木下剛氏は、1975年7月5日大阪府生まれの元ラグビー選手、元アメリカンフットボール選手です。

高校時代は、名門・東海大学付属仰星高等学校でラグビーを始めます。同校には後に日本代表として活躍する大畑大介氏も在籍しており、高校時代からの親交があったと伝えられています。

高校卒業後は京都産業大学に進学。名門ラグビー部でLO（ロック）として活躍し、卒業後はNECグリーンロケッツ（現NECグリーンロケッツ東葛）に入社。

NECグリーンロケッツでは、高い身体能力と激しいプレーでチームに貢献。日本代表として2キャップを獲得するなど、日本ラグビー界にその名を刻みました。

2010年、新たな挑戦としてアメリカンフットボールへの転向を決断。Xリーグのオービックシーガルズへ加入し、TE（タイトエンド）やFB（フルバック）としてプレーします。

アメフトでのポジションは、ラグビー時代のLOとは異なる役割を担いますが、彼の卓越した身体能力と経験は、アメフトにおいても大きな武器となりました。

2013年に現役を引退。

木下氏のラグビー、アメフト両方の経験は非常に稀有なものです。特に、日本代表の経験を持つラグビー選手が、その後アメフトに転向し、Xリーグで活躍した例は多くありません。

彼の経歴は、高い身体能力、類まれな競技への適応力、そして何よりも強い意志の表れと言えるでしょう。

また、ラグビー日本代表で活躍した山田章仁氏とは、ラグビー日本代表経験とアメリカンフットボール経験という共通点があり、両者の間には興味深い接点があったと考えられます。

身長185cm、体重111kgという恵まれた体格は、両競技において大きなアドバンテージとなりました。彼のプレーは、多くのファンに記憶され、日本のスポーツ史にその名を刻んでいます。

木下剛氏の経歴は、日本のスポーツ界において、競技の垣根を越えた挑戦と成功の物語として語られるべきでしょう。彼の経験は、後進のアスリートたちにとって、大きな刺激と勇気を与えるものとなるに違いありません。

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