木内均

木内 均の政治家としての歩み

木内 均（きうち ひとし）は、1964年8月3日生まれの日本の政治家であり、長野県を拠点に活動してきた。彼は、衆議院議員を2期務めるとともに、長野県議会議員および佐久市議会議員としても2期ずつの任期を経験した。

経歴の概要

木内は長野県佐久市出身であり、長野県野沢北高等学校を卒業後、法政大学法学部政治学科に入学した。在学中に内田健三ゼミに参加し、政治についての知識を深めるとともに、千葉県議会議員であった野田佳彦の選挙活動を手伝ったことをきっかけに政治家の道を志すようになった。1988年に法政大学を卒業し、松下政経塾に入塾することとなる。

その後、1993年4月に行われた佐久市議会議員選挙で初当選を果たし、その後は政治活動を続けた。2000年には2期目の途中で辞職し、翌2001年には佐久市長選に出馬したが、惜しくも当選を逃した。また、同年には参議院議員である小山峰男の選挙スタッフを担当した。

その後も木内は地元の青年会議所で活動を続け、「佐久っ子道場」を主宰し、青少年教育改革に取り組んだ。さらに、2003年4月には長野県議会議員選挙において初当選を果たし、2011年には再び辞職することになる。彼はその後、衆議院議員を目指して活動を始める。

2012年12月、長野3区から自由民主党の候補者として衆議院議員総選挙に出馬。この選挙では、民主党の寺島義幸に敗れるも、比例北陸信越ブロックでの復活当選を果たし、初めて衆議院議員としての座を得た。2014年の第47回衆議院議員総選挙でも長野3区から出馬し、維新の党の井出庸生に敗れながらも再選を果たす。しかし、2017年の第48回衆議院議員選挙では再び井出に敗れ、比例復活も果たせずに落選する結果となった。

政治的な主張

木内の主張は多岐にわたり、特に2014年に実施された衆院選の際の毎日新聞による候補者アンケートでは、集団的自衛権の行使容認や憲法9条の改正を支持する意向を示した。また、軽減税率の導入についても賛成し、アベノミクスに対しても高く評価している。このほか、日本における原発の必要性や、村山談話・河野談話の見直しを訴える一方、ヘイトスピーチに関しては法律での規制に賛成している。

さらに、特定秘密保護法が必要であるとし、選択的夫婦別姓制度の導入には反対の立場をとっている。彼はまた、日本会議国会議員懇談会や靖国神社参拝に関する議員の会に所属し、その思想や理念を広める活動を行ってきた。

木内均の政治家としての姿勢や活動は、今後の地域社会や国政においてどのように影響を与えていくのか、注目が集まるところである。

もう一度検索