木村晃之助

木村晃之助 - 大[[相撲]]の三役格[[行司]]

木村晃之助（本名：小島俊明）は、大[[相撲]]界で三役格[[行司]]として活躍する人物です。1965年4月21日生まれで、岩手県一関市出身の彼は、1981年3月に木村俊明の名で初土俵を踏み、その後晃之助に改名しました。九重部屋に所属し、血液型はO型です。

独特の立合いの所作

木村晃之助は、三役格の行司としての職腕が非常に評価されており、その中でも特に立合いの厳しさで知られています。彼は力士に対して手をつかないことを促す姿勢が度々見られ、力士たちにも厳格な印象を与えています。立合い前の姿勢はユニークで、左足を前に出し、右足を後ろに構えるという独特の所作が特徴的です。

また、その掛け声は甲高く、リズミカルでテンポよく、力士の動きを一層引き立たせます。彼の声は時にゆっくりとしたペースであったこともあり、土俵上の活発な動きと合わせて観客からの支持を集めています。

2018年9月には理事会で三役格への昇進が決定され、12月25日付でその地位に就くことになりました。特に本場所では、赤系統の装束が多く見られますが、青や緑、銀の装束も持ち合わせており、様々な場面でそのスタイルを披露しています。

人生のエピソード

彼の入門は、北の富士勝昭からの勧誘がきっかけとなりました。デビュー後、小さなアクシデントがいくつかあり、その中でも印象深い出来事は2013年9月場所の嘉風と常幸龍戦で発生しました。この時、常幸龍の技で嘉風が倒れ、その際に晃之助の顔に左足が直撃し負傷したにもかかわらず、彼は手を口で押さえながらも気丈に勝ち名乗りを上げました。この出来事は彼のプロ意識を強く印象づけるものとなりました。

2014年1月場所では、取り組み中に一度勝負を止めたものの、再びハプニングが発生し、土俵に3人の力士が登場するという珍しい事態が起こりました。晃之助は「関取に手伝っていただくことはできない」として後退させましたが、その取組が続いた際には再び彼の判断によって難しい場面に遭遇しました。

また、2019年1月場所では、横綱白鵬の土俵入りを務める際に草履が片方脱げるハプニングがあったものの、その後の振る舞いが観客から笑いを誘いました。多くの観客の前でどのようにこれを乗り越えるかが、彼の人間性をも示す部分となりました。

木村晃之助は大きな責任を持つ行司として、彼の判断力や厳格さにより、多くの力士たちを見守り続けています。また、最近では新型コロナウイルスの影響で取組がキャンセルされるなど、新たな難局も迎えている中、彼の役割はますます重要性を増しています。これからも、彼の行司としての活躍に期待です。

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