木村珠莉

木村珠莉：日本の声優とその業績

木村珠莉（きむらじゅり）、1988年6月7日生まれ、福岡県出身の女性声優でありナレーターです。現在は東京俳優生活協同組合に所属し、アニメ、ゲーム、ナレーションなど幅広いジャンルで活躍しています。

経歴のはじまり

大学時代、彼女は放送部に所属し、ナレーターを目指していたことから声優の道に進むことにしました。養成所での学びが彼女の演技の楽しさを引き出しますが、なかなか舞台に立つ機会が得られず、不安や迷いも抱えていました。その中で、アニメが大好きである自分自身に対し「私なんかがアニメに出演してよいのか」という疑念を持つこともあったそうです。それでも、テレビアニメ『SHIROBAKO』へのオーディションを受けた後、選ばれたことがきっかけで多くの制作人や視聴者の思いに触れ、声優としての意欲が高まりました。

2010年に俳協ボイスアクターズスタジオに入所し、2011年に同事務所へ所属し、その後は医療機器のナレーションや企業の商品紹介の仕事を中心に活動を開始しました。2014年、彼女のキャリアにおいて重要な転機となったのが『SHIROBAKO』の主人公・宮森あおい役に抜擢されたことで、これにより一躍注目を集め冷静さの中に情熱を持った声優として名を馳せることとなります。

プライベートと趣味

木村珠莉は2020年に自身のSNSで結婚と第一子の出産を公表しました。彼女は日本漢字能力検定準2級、実用英語検定準2級、色彩検定3級を取得するほど、スキルアップに意欲的な一面も持ち合わせています。また、趣味として仏像鑑賞、音楽鑑賞、読書を楽しむインドア派であることが知られています。好きな漫画家にはふみふみこや峰なゆかがおり、特に『プリンセスチュチュ』というアニメ作品が彼女の大好きな作品の一つです。さらに、ロックバンドの氣志團の大ファンでもあり、ヤンキー文化にも興味を持っています。

主な出演作品

木村珠莉は多くのアニメ、ゲーム、映画に出演しており、彼女の声は様々なキャラクターに命を吹き込んでいます。代表的な作品には、アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』の相葉夕美役、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』シリーズのレフィーヤ・ウィリディス役、そして『風が強く吹いている』の勝田葉菜子役などが含まれています。テレビアニメだけでなく、劇場版やOVA、ゲームなど多岐にわたり幅広く活動しています。また、彼女が出演した作品は多く、アニメ好きな方はきっとその声を耳にしたことがあるでしょう。最近では、『転生したらスライムだった件』『江戸前エルフ』など新しい作品にも出演しており、今後の活動にも注目が集まります。

木村珠莉は、他にも自身のYouTubeチャンネルを持ち、ファンと直接つながる機会を持つことで、声優としての活動の幅を広げています。彼女のこれからの成長や多彩な表現力に、この人気声優の進化を楽しみにしているファンは多いことでしょう。

もう一度検索