木村義雄 (香川県の政治家)

木村 義雄（きむら よしお）について

木村義雄は、1948年4月17日に香川県大川郡津田町（現在のさぬき市）で生まれた日本の政治家で、自由民主党に所属しています。木村氏は政治的な家系に生まれ育ち、父は元衆議院議員の木村武千代、祖父は陸軍中将であり衆議院議員も歴任した上原平太郎です。これらの背景が、彼の政治家としての道を開く一因となっています。

木村氏は、東京学芸大学附属高等学校を卒業した後、中央大学商学部に進学し、1972年に住友銀行（現在の三井住友銀行）に入行しましたが、3年後に退行し、父の秘書として政治の世界に足を踏み入れました。1983年には香川県議会議員として初当選し、父が衆院選に出馬しないことから1986年の第38回衆議院議員総選挙にて旧香川1区から自由民主党公認で立候補し、当選を果たしました。

その後、香川2区から連続7期に渡って当選し、2002年には第1次小泉第1次改造内閣で厚生労働副大臣に任命されるなど、さまざまな要職を歴任しました。しかし、2009年には民主党新人の玉木雄一郎に敗れ、以降は選挙において苦戦を強いられることもありました。

2010年と2013年の参議院議員通常選挙にも挑みましたが、最初は落選、次に当選したものの、2019年の参議院選挙ではまたしても落選を経験しています。そして、2022年には自民党から擁立されましたが、再び落選しました。

政策・主張

木村義雄の政治的な立場は明確で、憲法第9条を含む憲法改正や国防軍の設置を賛成しています。日本の核武装に関しては国際情勢を十分に考慮した上での検討が必要であるとの見解を示し、靖国神社への首相や閣僚の参拝については問題がないと考えています。

また、日本の原子力発電に対して「今後も必要だ」という立場を崩さず、海外への原発技術の輸出を支持しています。普天間基地の辺野古への移設にも賛成し、集団的自衛権に関する内閣法制局の憲法解釈見直しには反対の立場を取っています。さらに、厚生労働部会においては「分煙社会の実現を目指すべき」とし、受動喫煙防止に関する法律改正に反対する姿勢を見せました。

所属団体・議員連盟

木村義雄は、自由民主党認定こども園振興議連のメンバーをはじめとする数々の団体や議員連盟に所属しています。具体的には、全国栄養士養成施設協会の名誉会長や、自由民主党外国人労働者等特別委員会の特別相談役など、多岐にわたる議員連盟で活発に活動しています。さらに、環境や地域医療の問題にも関与しながら地域貢献を目指す取り組みを行っています。

木村義雄の人生と政治活動は、彼が持つ多様な経験としっかりとした理念に基づいており、今後もその影響力を続けていくことでしょう。

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