木村謙吾

木村 謙吾（きむら けんご）

木村謙吾は1992年4月20日生まれで、宮城県塩竈市出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、左投げ左打ちの選手でした。彼は東北楽天ゴールデンイーグルスに育成選手として入団しました。プロ生活の中で、「冷蔵庫」、「キムケン」、「ボブ」といったニックネームで親しまれることもありました。

経歴

プロ入り前

木村は小学1年生の時に野球を始め、中学時代は塩釜中央シニアでプレーしました。その後、仙台育英高校に進むと、1年生春からベンチ入り。特に全国高等学校野球選手権記念大会では大きな活躍を見せました。初めての甲子園での登板は、1回戦の菰野高校戦でした。彼はこの試合でリリーフとして登板し、その後も無失点で抑える投球を見せて、チームに貢献しました。さらに、3回戦の横浜高校戦では僅差の敗戦となるも、彼の投球が注目を浴びました。

高校2年時には東北高に敗れるが、徐々に頭角を現し、3年時には再び力を発揮。特に夏の選手権では、6試合に登板し失点はわずかに2。彼の活躍で、チームは全国大会出場を果たしました。2010年のNPB育成ドラフトで、楽天から指名を受け、育成選手としてのキャリアが始まります。

プロ入り後

木村は、2011年から2014年にかけて、イースタン・リーグで数試合に登板したものの、思うような成績は残せませんでした。特に厳しいシーズンが続き、トミー・ジョン手術を受けるなど、ケガに悩まされる時期もありました。2014年には、イースタン・リーグで5試合登板し、防御率も悪化。最終的には、10月に戦力外通告を受け、自由契約選手として公示されました。

楽天退団後

引退後の木村は、仙台を拠点に野球塾を立ち上げ、小中学生への指導を始めました。さらに、2017年には社会人野球「TFUクラブ」に加入し、現役生活を再開。元同僚との試合での投球も話題となり、元チームメイトからの激励を受けることもありました。

その後、東京の草野球チーム「Nomad Yankees」に所属し、現在は栃木県のエイジェック女子ユースチームでコーチとして活動しています。

詳細情報

木村謙吾のプロ時代の背番号は134で、一軍公式戦には出場しませんでした。彼の投手成績は非常に限られていましたが、若い選手たちにとっては指導者としての影響力を持ち続けています。彼の野球人生は、プロ野球選手としての晩年から別の形で続いており、多くの選手に夢を与え続けています。

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