木津用水駅

木津用水駅の概要

木津用水駅（こつようすいえき）は、愛知県丹羽郡扶桑町高雄に位置する名古屋鉄道犬山線の駅です。この駅は、名古屋鉄道の駅番号IY13を持ち、準急と普通列車の停車駅として、多くの利用者にサービスを提供しています。その駅名は周辺を流れる合瀬川の別名「木津用水」に由来していますが、その読み方には若干の違いがあります。

歴史

木津用水駅は1912年8月6日に開業され、その後いくつかの重要な変遷を辿りました。1944年に休止となりましたが、1952年に再開し、1968年には東洋紡績専用線が廃止されるまでの間、貨物輸送にも対応していました。無人駅化は1974年に行われ、その後も徐々に設備が整備されていきました。2003年にはホーム上屋の延長、2004年には新しい駅舎の設置や自動改札機の導入が行われました。また、2008年にはダイヤ改正に伴い準急停車駅となり、そのアクセス向上が図られました。2011年にはICカード乗車券「manaca」の利用が開始されました。

駅構造

駅の構造は相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。名古屋方面行きのホームは8両分、犬山方面行きが6両分の長さを備えています。駅舎は上下が分かれており、跨線橋は設置されていません。それぞれの改札口には自動券売機と自動精算機が配置されていますが、自動券売機での継続定期券購入は現金のみ対応しています。利用者向けのトイレは改札内には存在せず、外の駐輪場近くに設置されています。かつては東洋紡績犬山工場向けの貨物線が存在していましたが、現在は撤去されています。

利用状況

木津用水駅の利用状況も注目に値します。2021年度のデータによれば、1日の平均乗降人員は1,865人です。また、2013年度のデータでは2,009人で、名鉄全駅の中では183位、犬山線内では14位に位置しています。過去のデータを見ても、1992年度には1,806人の利用者があり、犬山線の利用状況の中でも重要な位置を占めています。この駅は扶桑町と犬山市の境に近く、地域の交通の要所となっています。

駅周辺

駅周辺には、アクロスプラザ扶桑や扶桑高雄郵便局、東洋紡犬山工場、元祖台湾カレー犬山店などがあります。また、合瀬川はこの地域の自然環境の一部として親しまれています。無料の駐輪場も設置されており、地域住民の利便性が向上しています。

まとめ

木津用水駅は、近隣住民だけでなく、訪問客にとっても重要な交通拠点です。その歴史的背景や駅構造、利用状況は、地域の発展に大きく寄与しています。この駅を利用することで、地域のアクセスが大変便利になります。

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