木道

木道（もくどう）

屋外の板張り道

木道とは、一般的に屋外に設置された板張りの道のことです。湿地や水辺など、地面が不安定な場所に設けられることが多く、歩行者の安全を確保したり、自然環境への負荷を軽減したりする目的があります。英語では「ボードウォーク」と呼ばれます。

木材をレールに使用した輸送システム

木道は、木材をレールに使用した輸送システムのことも指します。この場合、鉄板で補強された木材がレールとして使われ、その上を車両が走行します。かつては、鉱山などで木材を運搬するために用いられていました。

木道（きのみち）

古代道路の一部

日本の古代道路である「下ツ道」の一部を構成する道も「木道」と呼ばれます。「下ツ道」は、飛鳥時代から奈良時代にかけて整備された官道で、当時の交通網において重要な役割を果たしていました。

木道（このみち、きのみち）

木材の良し悪しを見分けること

木材の良し悪しを見分けることを「木道」と表現することがあります。これは、木材の品質を見極める上で、熟練した知識や経験が求められることを示唆しています。

木道（こどう）：芸道「Kodor」

独自の芸道

「木道」は、彩木悠弦（Yougen Saiki）氏が創始した日本発祥の芸道「Kodor」の漢字表記でもあります。「Kodor」は、製材木や生木を一切使用せず、落木や流木を素材として、その独特な形状、叩いて発する音、匂いなどを嗜む、自然に優しい芸道です。

芸道の体系

「Kodor」は、独自の加工技法を教えとしており、茶道や華道のように体系化されていく要素を持っています。木材が持つ本来の姿を尊重し、自然と共生する思想が根底にある点が特徴的です。

名称登録

「木道」という漢字表記は、日本国特許庁によって名称登録されています。これは、「Kodor」が独自の芸道として確立されていることを示すものです。

日本事務局

「Kodor」の日本事務局は、東京都港区芝に設置されています。この事務局が、今後の活動の拠点となります。


このように「木道」は、異なる意味を持つ言葉です。文脈によってどの意味で使われているのかを理解することが重要です。

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