未来の破片

「未来の破片」は、ASIAN KUNG-FU GENERATION (以下、アジカン) がメジャーデビュー後に初めてリリースしたシングルです。2003年にコピーコントロールCD (CCCD) として発売されましたが、2004年までに廃盤となり、2005年10月26日にCD-DA規格で再発売されました。

このシングルに収録されている3曲はすべて、アジカンがインディーズ時代に山中湖で行った初の合宿で制作された楽曲です。初期の彼らの勢いとエネルギーが凝縮された作品と言えるでしょう。

収録曲について

1. 未来の破片
TBS系『Under CDTV』8月度の主題歌として使用されました。
2020年にはJRAが制作した「『疾走のファンファーレ〜有馬記念篇〜』オープニングムービー」の主題歌にも起用されています。
アジカンの代表曲の一つであり、ライブでも定番の曲です。

2. エントランス
メンバー自身が非常に完成度に満足していた楽曲です。
当初は「アルバムに全部入れよう」という声も上がっていましたが、なぜかメジャーデビューシングルのB面という位置づけになり、1stアルバム『君繋ファイブエム』には収録されませんでした。
しかし、後にコンピレーションアルバム『フィードバックファイル』に収録され、日の目を見ることとなりました。

3. その訳を
こちらもB面曲ではありますが、「未来の破片」と共に1stアルバム『君繋ファイブエム』に収録されています。
ライブでも演奏される機会が多く、ファンからの人気も高い曲です。

楽曲クレジット

全作詞・作曲：後藤正文
全編曲：ASIAN KUNG-FU GENERATION

収録アルバム

君繋ファイブエム (#1, 3)
フィードバックファイル (#2)
* BEST HIT AKG (#1)

「未来の破片」は、アジカンの初期の代表作であり、彼らの音楽性を確立する上で重要な作品と言えるでしょう。インディーズ時代の熱量と、メジャーデビュー後の洗練さが融合した、アジカンならではの魅力が詰まった一枚です。

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